つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

後楽荘

2022-11-27 | わが家

 昨日は、前から通るたびに気になっていた岐阜市内の「後楽荘」に親族と食事に行ってきました。期待通りの中味でした。娘婿のご両親と共に食事するのは何十年ぶりでしょうか。

 江戸時代は蝋燭店。それから旅館となり、今は料亭。建物もお庭も江戸時代に始まります。空襲は逃れて当時のたたずまいが見られました。最後のデザートはメロンを蔵の中で頂きました。蔵の中にはここを訪れた岐阜県美術館館長の日比野克彦さんの作品が飾ってありました。

 最初は茶室で接待。お菓子は黒豆羊羹。次に金華山が望める部屋での食事です。前菜からどれも申し分のの無い料理で、美味しかったです。途中、「八寸」と呼ばれるものが出され、夫は私に聞きます。40年前茶道を習っていた時、懐石料理の作法も教わりました。八寸とは、杉製の八寸(約24cm) 四方で浅いへりをつけたお盆に、季節の料理が載せられるもの。今は八寸という言葉だけ残り、容器は陶器です。そう夫に説明し、昔を思い出しました。茶道の先生から懐石料理の作り方も教わりました。夫も岐阜で茶道を習いましたが、10年経っても、そのレベルは教えて貰えず、体調不良で辞めてしまいました。関西の茶道の先生の素晴らしさを今頃思い出しました。

 お客は私たち6人だけ。料理は8種類。十分なおもてなしを受け、庭の説明も聞き、料亭を後にしました。玄関外の大釜は今は水を張り、夏には睡蓮が咲かせられるようでした。蝋燭店だった名残の大釜でした。

 

山雲海月

左の山の上には岐阜城

八寸

18年前の日比野さんの作品

蔵の中

 

 

 

 


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
okoさま (matsubara)
2022-11-30 07:10:50
前から行きたかったところでした。
ようやく実現して嬉しく思いました。
きわどいところで戦災を免れました。
岐阜市中心部は全滅でした。
ここは、やや北部にあるのです。
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後楽荘 (oko)
2022-11-29 10:52:17
由緒ありますお席でのお食事会をとても素敵に拝見させて頂きました。
お茶室の書も内容も学ばせて頂きました。
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峠おやじさま (matsubara)
2022-11-29 09:41:17
すでにここへ2度も行かれたとは素晴らしいです。
夫だけ二度目でした。

ご紹介のサイトを拝見し、10年前と料理は
違いますが、掛け軸は同じでした。
昼に行かないと古木は見えにくいですね。
ワクラは、我が家にもあり、嬉しくなりました。
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tonaさま (matsubara)
2022-11-29 09:33:37
もう一度岐阜にお出かけください。
費用は娘婿が支払いましたので、分かりません。
中心地より少し北ですので、戦災から免れたようです。
昼間でしたら樹齢100年の樹木も良く見えたと
思います。次は昼行きたいです。
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後楽荘 (峠おやじ)
2022-11-28 17:45:49
いやあ、素晴らしい所に行かれましたね。
私も2度ほど食べに行かせてもらいましたが、
https://blog.goo.ne.jp/tougeoyaji/e/9f1f959904eb10b6787585173fdde25d
http://tougeoyaji.ciao.jp/kourakusou_tatemono_niwa.htm
http://tougeoyaji.ciao.jp/kourakusou_syokuji.htm
建物もお庭も調度類も歴史を感じさせるお店ですよね。
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Unknown (tona)
2022-11-28 16:42:27
素晴らしいお店があるのですね。
茶室、お座敷、蔵と場所も変わり、お料理やデザートもそういう雰囲気の中で味わえてさらに美味しく味わえたことでしょう。
岐阜に飛んで行きたくなりました。
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zooeyさま (matsubara)
2022-11-28 08:19:36
さすが、Aっちゃんのお義母さまは目が高いですね。
岐阜一番だと思います。
潜龍も同格ですが。
法事は若い人も出ますからお肉の方がよいですものね。
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Unknown (zooey)
2022-11-27 21:50:50
何十年ぶりの会食ができてよかったですね。
幸楽荘は、夫の母が気に入っていたようです。
一度、法事にどうかという話になりましたが
やっぱり肉がいい!ということで潜龍になりました。
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