つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

安倍元首相とインド

2024-01-09 | Weblog
 これはルネッサンス編集部からのメルマガです

2022年7月8日
安倍元首相が銃撃で亡くなりました。

そして、その翌日、
日本中が混乱に陥るさなか、
国を挙げて喪に服した国がありました。

それがインド。

テレビでは、
実に16時間連続(徹夜)で、
安倍元首相の功績について説明され、

モディ首相は、ホームページに
「My Friend, Abe San」
と題して追悼文を公開しました。

もはや、インドで愛されている
と言ってもいいでしょう。

しかし、
一体なぜ、インド人は安倍元首相に
ここまでのことをするのでしょうか?

アメリカの名門シンクタンクで
インドの軍事戦略を専門に研究する
長尾賢 博士の講座の中に、

その答えが隠れていたので、
今日はこっそりあなたに
お見せしたいと思います…

インドが日本にとって重要な理由

初めて、インドが日本に関係がある
という話をしたのは安倍首相です。

安倍首相が2007年に
インド国会で演説をしました。

タイトルは、
「二つの海の交わり」
というものでしたが、

2つの海というのは
太平洋とインド洋のことです。

この2つの海を
一体として捉える「インド太平洋」
という考え方、

そして、QUAD(日米豪印)
という考え方を演説で紹介したのです。

安倍首相が提示した
「インド太平洋」の重要性

「なんでインド太平洋なの?」
という疑問が出た場合、

これらの3つの特徴を知ると、
よく分かります。

1つは、
この地域は経済的に
ものすごく発展してきていて、

世界の中心に
なり始めているという話です。

その昔、
世界の中心はヨーロッパでした。

そのため、そこで戦争が起きると
世界大戦と言われたのです。

しかし、
今の世界の中心地は経済が発展している
インド太平洋地域に変わってきています。

ヨーロッパも大事ですが、
世界の中心の一つとして
インド太平洋はすごく大事です。

ところが、
ここで重要なことは

世界の中心になり始めている地域が、
中国の支配下に入ってしまう
可能性が出ているということです。

これが2つ目の特徴です。

中国対策としての
「インド太平洋」

そして3つ目の特徴です。

今まで中国対策として使われてきたのは
「アジア太平洋」という考え方でした。

しかし、
「アジア太平洋」だと
中国と領土問題を抱えている
いくつかの国が入らないのです。

いくつかの国とは
インドとブータンなんですけど。

「インド太平洋」だと
中国が領土問題を抱えている国の
全てが入るのです。

そして、
「インド太平洋」で
力のある国だけを集めていって、

そこから中国だけ除くと
QUAD(日米豪印)になるのです。

つまり、

インド太平洋・QUADとは、

力のある国=QUADが、

中国と領土問題を抱える
インド太平洋地域の問題を、

一丸となって
解決しようという話なのです。

だから、
インド太平洋とQUADで
中国対策をやるというのが重要なのです。

まとめると、

①台頭しているインド太平洋
 という地域があって、

②その地域が中国支配になると困るから

③インドを入れて対抗しましょう

というのがインド太平洋とQUAD
ということになります。

つまり、
安倍首相が言った
QUAD・インド太平洋という話は、

中国の脅威に晒されている
日本の安全保障を語る上で、
大前提の話なんです。

写真は一昨日の七草粥



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