
これは、ここしばらく作品をupしている伊藤先生の生前の歌集「遊魂華」です。137ページ。平成12年刊。この時御年90歳。それから暫くして亡くなられました。これまで4冊の歌集を頂きましたが、これが最後。地味な表紙となりました。達筆な先生らしく、タイトルは自筆。
歌心もえて開(ひら)くる一瞬を何に譬へむ花にたとへむ
九十年苦楽に夢をこきまぜてわが人生のさいはひとせり
霊魂の不滅にあらば次の世も楽しくぞあらむわが歌行脚
第一、第二歌集の序文は中河与一氏。この本の序文は、歌人で神戸の大学教授だった岡田先生。彼は私の知り合いでもあり、伊藤先生を紹介して下さった人です。以下は、序文の一部。
・・・日の本の山河が輩出し続けて来た妙にして貴なる文人の裔として、願わくはなお白寿仙境に飛翔、遊戯三昧、悠々自在、無碍無心の神遊びを楽しまれんことを・・・(碍は原文は、石偏に疑)
歌心もえて開(ひら)くる一瞬を何に譬へむ花にたとへむ
九十年苦楽に夢をこきまぜてわが人生のさいはひとせり
霊魂の不滅にあらば次の世も楽しくぞあらむわが歌行脚
第一、第二歌集の序文は中河与一氏。この本の序文は、歌人で神戸の大学教授だった岡田先生。彼は私の知り合いでもあり、伊藤先生を紹介して下さった人です。以下は、序文の一部。
・・・日の本の山河が輩出し続けて来た妙にして貴なる文人の裔として、願わくはなお白寿仙境に飛翔、遊戯三昧、悠々自在、無碍無心の神遊びを楽しまれんことを・・・(碍は原文は、石偏に疑)
伊藤先生の歌三首をしみじみ読ませて頂いて、心に響くものが有りました。
私の勝手な思いかも知れませんが、同じ歌でもそれを読む人によって、思い・感じ方が違うとも思いますが。
人生を精一杯生きて来られたから、このような人の心に響く素晴らしい歌を詠まれたのでしょうか?
90を過ぎられても現役であり、何に対しても前向きでおられたので、素晴らしい歌が詠めたのだと思います。
歌は読む人によって感じ方が違うのは本当ですね。
「遊魂華」に魅せられました
素晴らしい歌をこんな書でサラサラと
書かれているのを想像するだけで
惜しい方が亡くなられたと思います
仕方が無い事ですが…
祖父が亡くなった時も悲しみと共に
物知りだった祖父の(知識etc…)
持ってるものが全部無くなるんだ~って思った
遠い若い日の事を思い出しました
達筆な文字のお手紙も懐かしいです。
茶杓入れの堅い竹にも達筆な文字で漢詩が刻まれています。
ちゃこママさんのお祖父さまもご立派な方だったのですね。私の祖父は私の生まれるずっと前に亡くなりました。思い出がある人は羨ましいです。
歌集の文字も素晴らしいですね。
後程ユックリ拝読させていただきますが、18日の公民館祭りを
前に練習などにちょっと慌ただしくしておりまして、コメント
失礼致しております。
遺族会の旅行だけは無理して仕上げました。
明日13日~14日「武田信玄と山本勘助」の足跡を訪ねて参ります。
次々とお出かけになられ羨ましいです。話題の武田信玄のゆかりの地のupを待っております。
12月になりましたら私も同総会で出かけます。okoさまに負けないように・・・