月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

問答再来

2010年03月11日 22時36分00秒 | 仏々相念(住職日記)
ピンポーン、ピンポーン・・・

はーい、どうぞ!
玄関のガラスに映る影が小さいのです。
「A先生、いますか?」
A先生というのは坊守のこと、
保育園のお抹茶の時間に母が教えに行くのですが
その助手に坊守がお手伝いに同行しているため、そう呼ばれています。

今日の訪問は3人さん、小学3年の女の子。
どうも坊守と遊びたいがために来寺してくれたのですが、
あいにく坊守は留守で、応対に出たのが話しかけるなオーラの私なので、
直ぐに帰るかと思いきや、玄関に座りこみ話し込みます。
そう、私のオーラが全く効かないのです。
それもその筈、先頭でやって来たのが以前登場の洗車問答の少女だったのです。

にこにこしながら始まります。
「ねえねえ、なんでA先生おらんの?何をしに行ったの?
 どこに行ったの?おじさん、何してるの?・・・」
止まりません。
必死に応戦するも撃沈です。

結局、最後は本堂に参ってホワイトボードに落書きして
絵本読んで、ピアノ弾いて帰って行かれました。

「4月11日、子ども会おいでな! 一緒にチョコレート・パフェ作ろうな!」

坊守が帰って来ました。
問答再来のことを話すと、もの凄く喜んでいました。
仏さまの子どもたちが、お寺に遊びに来てくれるようになって良かったね!
やはり、私より遥かに慈愛の深い方です。

折角、遊びに来てくれたのにこんな私で申し訳ない・・・
でも、居間にいた娘が「よく、頑張ってた」とお褒めの言葉!

「お~!流石我が娘よ、分かってくれるか」