月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

長年之友

2010年08月10日 20時45分41秒 | 仏々相念(住職日記)
きれいにお荘厳を・・・

今日、ご縁をいただいたお家はお嬢さん2人です。
お姉さんはご結婚もされており子どもさんも2人おられます。

お姉さんご家族と妹さんが中心になりお父さんのご縁をお勤めなされます。
お姉さんのご主人が有難いお方で、いろいろ真宗のみ教え等ネットで調べられてお荘厳もされるのです。
以前にお墓を建立されるのにご相談を受けた際、「どうせするのなら真宗のみ教えに沿ってしたいんです」っておっしゃっていました。
お仏壇のお荘厳、お手本になるようなきれいなものです。
お参りしてお礼をさせていただきながらきれいさにため息がでました。
失礼な話、お寺でさえ違う意味のため息がでるところもありますが・・・
反省しなければなりませんね。
新しい、古いではなくきれいにお荘厳させていただきたいですね・・・

このご主人の車もこだわりの車です。
「何年くらいになるのですか・・・?」
「平成3年です」
20年近くなるのだそうですが、宇和島では2台だけになったとか・・・
「もうそろそろ部品が無くなってきて大変なんです。ご住職も大事にされていますね」
「ありがとうございます、愛着があるものですから・・・」

長く付き合うとそれなりに愛着もでてくるし、思い出でも沢山ありますでしょう・・・
このお仏壇もご両親がずっ~~と守ってきた空間。
涙することも、笑うことも、怒ることも・・・長~い付き合い!
お仏壇をきれいにお荘厳させていただきながら沢山の思い出を語られたことでしょうね。

自らがお荘厳させていただきながら、こんな私のためにこんなきれいなお浄土を仕立て上げて下さるおはたらきに感謝させていただきたいですね・・・

そういえば坊守との付き合いも長~いものになってきました。
これまで私の一方的な我儘でかなり坊守の心に傷を付けてきたことか・・・
エンストになりそうなこともあったかなかったか・・・

「ごめんね! ありがとう!」がその傷を埋める部品なのでしょうが・・・

決して無くなりはしないその言葉・・・大切に。    

雨露のはなし

2010年08月10日 06時33分12秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
おはようございます。

今朝は曇天。

いつものコースを変更して、少し遠くまで歩いています。

よく育った稲に昨夜の雨露が光っています。

ひと粒の種は、様々な縁が重なって、多くの実を結びます。

この雨露もいのちを育てているんですね。

今日もいちにち、いろんなご縁をいただきます。願生(がんば)りましょう。笑顔で!