月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

受験戦争

2010年08月13日 20時13分47秒 | 仏々相念(住職日記)
受験か~・・・

「ようお帰りです!」
兄のように慕うご門徒さんが東京から帰省されました。
いつも優しく迎えて下さっていたお母さんの初盆。
帰る道中も寂しささえ感じられていたかもしれません。

「あれ?お兄ちゃんは・・・?」
「この度は受験だから・・・」って弟ちゃん。
「そうか・・・」

田舎と都会の違いもあるのでしょうが、受験って大変ですよね。
ウチも一応受験なんですが・・・

私は、勉強大嫌いでしたので子どもに「勉強せよ!」って言える訳もなく、
行ける学校があるのであれば本人納得の上で行けばいいし、
己が道を切り拓いていけばいいと思っています。
私自身が思うことですので世間的には無責任って言われるかもしれませんね・・・

でも、~しなさい!・・・こうしなさい!って言われ続けた者にとっては我子には絶対言いたくない言葉なのです。

好きな道、歩んだらいいよ!

ただ、お念仏だけは大切に依り所とさせていただこうな、どこにいても何をしていても・・・
こころ一つにして生き抜かせていただこうな!             

盆灯籠のはなし

2010年08月13日 14時55分57秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
初盆のご法縁が続きます。

お盆の灯籠に灯りを点しておつとめをさせていただきます。

この灯は明かりなき我が道の歩む先に点ってくれるものです。

なつかしいひとを偲んで涙する時、たとえ涙で道がかすんでも、灯たよりに進みましょう。

後戻りもできないし、留まることもできないのだから。

子どもの頃に、大きな手につないでもらったように、今なお、この手の上に大きな大きな手が重ねられているんですもの……ね。