月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

七宝合成

2010年08月21日 20時09分16秒 | 仏々相念(住職日記)
きれいですね~・・・

御入仏のご縁に会わせていただきました。
お父さんの7年忌が近いということもあったのでしょうが、
これまで依り所とさせていただいていたお内仏さまにお礼をさせていただき夕方に改めて御入仏のご縁に参らせていただきました。

お母さんを中心に4人の息子さんたちもお礼に着いていただきました。
その4人の息子さんたちも家庭のある方々ですが、いろんな都合上親子5人が座っておられます。
何とも言えない温かい空気のなか、ひと時座らせていただいたことです。

お母さんにはお母さんの人生・・・
息子さんには息子さんの人生・・・

それぞれがそれぞれにガンバって歩まれておられます。
でも、決して離れたものではなくひとつに温かく輝いておられます。
お互いがお互いを支え合いながら・・・ひとつに・・・

新しいお浄土のお荘厳を前にさせていただきながら、
決して争うことなく励まし合い支え合う幸せの色(金色)を感じさせていただいたことです。

源流の風景のはなし

2010年08月21日 16時26分13秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
昨日、高知からの帰り道に四万十川の源流の町を通ったので、少しだけ川沿いを走ってみました。

離合もできないくらいの道を数キロ走り、やっと四万十川の写真が撮れる場所を見つけました。

車を停めて外に出ると、川の上を過ぎる風は涼しく、しばらくの間、木陰で川の流れる音を聞いていました。

川には古い橋が架かっていました。
その橋は、使われなくなって久しいのか、蔦で覆われていました。
たしかに人が造ったものなのに、自然に溶け込んでみえました。
時が経つということは、こういうことなのかなぁ……と思いました。



深い山から生まれたこの川の流れは、まだ見ぬ遠い海に注ぐまでとどまらず流れるのですね。

なんだかひとり、子どもの頃のことを思い出していました。

いろんなことがあったなぁ。
いろんな人と出遇ったなぁ。

そして、わたしのいのちはいつか阿弥陀さまの本願の大海に抱き取られるように注がれていくんだなぁ。

そう思うと、尚更この風景が懐かしく感じられました。