「海の方に向かって・・・」・・・
長い夏休みももうすぐ終了の娘。
長いと言っても半分以上は免許取得に費やされた日々。
でも、お陰で以前のような賑やかな日常を取り戻せたような気がしました。
また、寂しくなります・・・
今、坊守が布教で留守の為にマックスの賑やかさでないのですが、何とかやっています。
夕食の時、何の話の流れか娘のプチ家出の話になりました。
「海の方に向かって歩いていけばいい、だれかが拾ってくれらい!」って、坊守に叱られた娘。
幾つの時だったのでしょうか、小さな娘の勝ち気を見せるのです。
坊守のことです、勿論本意ではないのですが、そう言わしめた勝ち気の娘がいたのでしょうね・・・
すっかり忘れていました、て言うかあったようななかったような・・・
そう言われた勝ち気の娘は、海の方に向かうのも腹が立ったのでしょうか、逆の裏山の方へ・・・
「それ、全くの逆やん!どこまで勝ち気なんや!」って思わず突っ込みを入れてしまいました。
結果、裏山の下にある納骨堂にいたのだとか・・・
「今でも覚えてる・・・血相抱えてニコニコに乗った母さんが迎えに来てくれた。海の方、捜したんだろうね!嬉しかった。」
どうしよう、どうしよう・・・要らんこと言わんかったらよかった・・・
娘の名前を心で叫びながら捜し回っている坊守の姿が浮かぶようです・・・
あ~、よかったここにいた!温かく微笑む坊守の顔があったのでしょう・・・
家を出て不安を抱える娘。
不安を抱える娘が分かる母。
「もう、知らんよ!」って言いながら抱きしめずにはおれない親心。
温かいね!
後、何日・・・カレンダーを見ながらため息が出始めました。
願生れ!大切に生かさせていただこうな・・・