それぞれに・・・
朝、お参りになられるご門徒さんを待つのに偶々点けたテレビ。
話題になっていたのは、俳優の香川照之さんが歌舞伎の世界に・・・ということでした。
香川さんは、スーパー歌舞伎の市川猿之助さんの息子さんだったのですね、知りませんでした。
彼が幼い時に両親が別れて母親が引き取っていたとか・・・
人んちがどうであれ私には全く関係ないことであり、どうでもいいわって思いつつも何気に見てしまいました。
消せばいいのに・・・そう思いつつも「人がどうのこうの」って気になってしまって・・・嫌な性格です。
香川さんは、大学を卒業して父親に挨拶に行ったのだとか・・・すると、どういう気持ちでおっしゃったのか知りませんが「私には息子はいない」と出ていくことを促された。
あ~、そんなことがあったんか・・・しんどかったろうな~、辛かったろ~な~
それからの俳優人生、もう立派な個性派俳優になっておられることです。
なのに今更・・・「市川」を名乗る心とはどういう心境だったのでしょうか?
そんなのどうでもいいことよって流せばいいのにモヤ~っと頭の隅から離れない一日でした。
今では、その父親とも一緒に暮らしているという。
「自分の子ではない」とまで言った父親と・・・
彼はそんなこともすべて許すことのできる大きな心を持った人だったのでしょう・・・か。
或いは歌舞伎界への憧れがあったのか・・・
我が息子をその世界に入れんがために・・・なのか・・・
彼の息子、すなわち市川猿之助の孫には3代続く一文字の漢字を付けているのだとか、偶然ではなく意図的にと言っていましたが・・・
どんだけ真剣に見とるんやって突っ込まれそうです。
いろいろあるよな~・・・
私は、そんな大きな心を持った人でもなければ、「家」の拘りなどもありません。
ただ、頑なな小さな心を満たさんがために坊守や子どもたちにしんどい思いをかけていることを慚愧しつつ恥ずかしながら生かさせていただいています。
できれば、子どもたちにはそれぞれの夢を抱き生き抜いてほしいな~!
大切に・・・