香川常例布教6日目は、9月13日、観音寺市徳賢寺様にお参りさせていただきました。
ご住職様はじめ、ご寺族皆さまにあたたかく迎えていただきました。
ご法座のおつとめが始まり、控え室で待たせていただいていると
ドーン、ドーン、ドーン、
ピー、ピー、ピー、
ガシャーン
鳴りものの音が聞こえます
拙寺でも、ミョウハチ・ドラの鳴りものを衝きますが、
どうもリズムが違うのです。
土地によって、いろんな鳴らしかたがあるのね~と、何気なく聴いていますと
どうやら、お寺のとなりの小学校の鼓笛隊の音のようでした。
運動会が近いのでしょうね。
廊下に出てみると、体操服姿の子どもたちが一生懸命に行進の練習をしていました。
ご法話の時間には、その練習も終わり静かになっていましたが…
なんともにぎやかで楽しいなあと思いました。
平等院鳳凰堂のご本尊阿弥陀如来様のまわりには、笛や太鼓や琴の演奏をしながら舞う天女や、踊りを舞いながら飛ぶ天女のお姿があります。
鳳凰堂にお参りしながら、どんな音楽が流れているのかな~と、思ったことがあります。
この日のご縁は、お浄土さながらでした!
お経のおつとめの声、お念仏の声、そして、かわいい子どもたちの奏でる音楽と笑い声…
その上、ご門徒様がお寺のことを漢詩に詠まれ、それを吟じていらっしゃいました。
教区や本山でもご活躍の総代様のお話もいろいろと聞かせていただきました。
副住職様ご夫妻とも親しくお話させていただきました。
本堂でご法座のお手伝いをするかわいいお嬢ちゃん
皆さんが生き生きとしていらっしゃる、そんな徳賢寺様でのご縁でした。
徳賢寺様、ありがとうございました。
犬のお散歩、ジョギング、ご夫婦で、お友だちと、ひとり黙々と…
すれ違う時は「おはようございます」と挨拶をしあいます。
たった一秒ほどのことですが、
いいものです!
今朝は、4キロの道のりのラストの登り坂を登りきったところで、ひとりのご老人にお会いしました。
私は息も切れ切れに
「おはようございます…」
と、ようやくご挨拶したところ、その方は被っていらっしゃる帽子を取って
「おはようございます」
と丁寧にご挨拶してくださいました。
私は恥ずかしくなり、慌てて目深に被っていた帽子を取りました。
人生の大大大先輩に、たいせつなことを教えていただきました。
立ち止まり振り向くと
その方はゆるゆると坂道を下っていかれました…
その後ろ姿に…もう一度、脱帽で「おはようございます」
汗をかいた額に、秋の風があたりひんやりとしました。
それぞれに・・・
朝、お参りになられるご門徒さんを待つのに偶々点けたテレビ。
話題になっていたのは、俳優の香川照之さんが歌舞伎の世界に・・・ということでした。
香川さんは、スーパー歌舞伎の市川猿之助さんの息子さんだったのですね、知りませんでした。
彼が幼い時に両親が別れて母親が引き取っていたとか・・・
人んちがどうであれ私には全く関係ないことであり、どうでもいいわって思いつつも何気に見てしまいました。
消せばいいのに・・・そう思いつつも「人がどうのこうの」って気になってしまって・・・嫌な性格です。
香川さんは、大学を卒業して父親に挨拶に行ったのだとか・・・すると、どういう気持ちでおっしゃったのか知りませんが「私には息子はいない」と出ていくことを促された。
あ~、そんなことがあったんか・・・しんどかったろうな~、辛かったろ~な~
それからの俳優人生、もう立派な個性派俳優になっておられることです。
なのに今更・・・「市川」を名乗る心とはどういう心境だったのでしょうか?
そんなのどうでもいいことよって流せばいいのにモヤ~っと頭の隅から離れない一日でした。
今では、その父親とも一緒に暮らしているという。
「自分の子ではない」とまで言った父親と・・・
彼はそんなこともすべて許すことのできる大きな心を持った人だったのでしょう・・・か。
或いは歌舞伎界への憧れがあったのか・・・
我が息子をその世界に入れんがために・・・なのか・・・
彼の息子、すなわち市川猿之助の孫には3代続く一文字の漢字を付けているのだとか、偶然ではなく意図的にと言っていましたが・・・
どんだけ真剣に見とるんやって突っ込まれそうです。
いろいろあるよな~・・・
私は、そんな大きな心を持った人でもなければ、「家」の拘りなどもありません。
ただ、頑なな小さな心を満たさんがために坊守や子どもたちにしんどい思いをかけていることを慚愧しつつ恥ずかしながら生かさせていただいています。
できれば、子どもたちにはそれぞれの夢を抱き生き抜いてほしいな~!
大切に・・・
塩屋別院の本堂はとても大きくて歴史が感じられます。
どれほど多くのご門徒さま方々が、ここにお座りになられたのでしょう。
暑さにつけ、寒さにつけ、よろこびにつく、悲しみにつけ…
この大伽藍が人々をつつんでくれていたのですね
そして、お念仏の声が堂内に響いていたのでしょう。
親の呼び声でもあり、
子の返事であるがごとくに…
そんなことを思いながら、お参りさせていただきました。
まだ残暑もきびしく、この度は教務所内の研修室でのご法座でした。
時代や建物は変わろうも
決して変わることのないお念仏のみおしえを皆さまとご一緒にいただきました。
ご法座が終わり、ご本堂にお参りさせていただきました。
前拝の縁に小学生が4人、折り紙をしたり、絵を描いたりして遊んでいました。
お寺で遊べるのって、いいですね!
堂内に入ってお参りを済ませ、ふと横を見ると、
昨年11月の四国地区お待ち受け法要の会場に飾られてあった「安穏」のモザイクアートのモニュメントが飾られてありました。
徳正寺仏教婦人会沙羅の会の皆さんと一緒に作った蓮の花のモビールも吊してくださっていました。
懐かしくて…ありがたくて…
ご縁の深さを思わずにはいられませんでした。
塩屋別院の皆さま、尊いご縁をいただき、ありがとうございました。
酔う・・・
今日は補導の日でした。
腰の悪い私は、徒歩での補導ではなく公用車での補導にしていただいています。
「公用車」って言えば聞こえもいいのですが他の部署で使われなくなった車が回ってきている状態。
この車は合併した隣り町のネームが入っています。
でも、これでも良くなった方で、十数年前には「これ大丈夫なの?」って言う車もあったことです。
青色の回転燈が装着され「青パト」と呼ばれています。
結構目立つようで擦れ違う方々が見て下さいます。
これでいいのだそうです・・・
「おっ、回っているな!」って思うだけでも違うのだそうです。
今日は横に乗せていただいての巡回となったのですが、助手席辛いです。
「酔う・・・」昨日から少々頭痛があったりもしたもんですから尚更です。
人生の先輩が運転してくださるもんですから、私のようなぺーぺーがどうこう言うと失礼ですから言えません。
人が運転してくださる横に座ることってあまりないのですが、その人その人のいろんな癖がありますよね!
でも、せめて人を乗せている時ぐらいは優しいスタートとブレーキを心掛けたいですね。
正直、「先日免許取得した娘の方が断然上手だよな~」って窓から外を見ながら身体を固くしていました。
そんな私がウトウトするのですから、なかなかのもんです・・・娘の運転。
娘の運転する車に乗っていて反省したことがあります。
車間距離の大切さ・・・
不安を抱え運転しているであろう車に無理な幅寄せをすることの愚かさ・・・
今頃は初心者マークの車が前にいると娘が運転しているように思えて「優しく」なれることです。
時間に余裕を持ちながら慎重に運転しましょう!