飄(つむじ風)

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『アメリカン・スナイパー』射殺事件の真相は?!

2015-03-19 04:16:58 | エッセイ風

あまりに知られていないが、
戦争の立役者はスナイパー(狙撃手)の存在である!
一人一殺どころか、
優れたスナイパーは、
数百人以上の相手方兵士を殺傷する!
驚くべき数字である。

 

かつて、

ノルウエーのシモ・エイヘは、史上最多の確認戦果だけでも505名射殺の記録を残していると言われる。

史上最大のスナイパーである。

 

 

ひと一人殺せば、殺人という重大犯罪だが、

戦争ではスナイパーは英雄である。

そこに、戦争は常に悲惨であるとの現状がある。

 

その事は、今更でもないから割愛するが、

因果な任務でもある。

因果な任務であるとの証左が、

イラク戦争の英雄で、米軍の狙撃手クリス・カイルでも起こった。

 

 

資料によると、「アメリカン・スナイパー」として、映画のモデルにもなった伝説の狙撃手である。

2000メートル先の敵兵士を射抜いたという名手である。

歴戦で160人のイラク軍及びアルカイダ系の兵士を倒した。

 

因果というのは、

2013年、PTSDの元海兵隊兵士の支援活動中に、

至近距離から銃で打たれて絶命した。

その記事が、下截の転載記事だ。

 

米軍から言ったら、英雄である。

が、

相手方から言ったら、悪魔であろう。

事実、ラマーディーの悪魔と呼ばれた伝説のスナイパーであった。

 

 

何れにしても、

戦争とは、常に悲惨である。

出来れば、スナイパーという任務を避けたいものであるが、

非情にも戦争はそれを運んでくる。

運命である。


それも運命であるが、

至近距離から凶弾に倒れるのも、

何とも又、因果な運命である。

 

【転載開始】

『アメリカン・スナイパー』射殺事件の真相は

'American Sniper' Trial

米海軍特殊部隊の伝説の狙撃兵クリス・カイルが非業の死を遂げる直前の物騒な背景が明らかに

2015年2月12日(木)18時14分
アレックス・ガラファロ

 

 オスカー6部門にノミネートされたクリント・イーストウッド監督の映画『アメリカン・スナイパー』が社会現象を巻き起こすなか、この映画のモデルとなった英雄の悲劇的な死の真相に迫る裁判がアメリカで始まった。

『アメリカン・スナイパー』はSEALs(海軍特殊部隊)の伝説的な狙撃兵クリス・カイルの回想録にもとづいた映画。カイルはイラクから帰還後、民間軍事会社を経営する傍ら、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ仲間の帰還兵を支援する活動に取り組んでいた。

 ベストセラーになった回想録の映画化の話が進むなか、2013年2月2日、当時38歳だったカイルはテキサス州フォートワース郊外の射撃場で元海兵隊員のエディー・レイ・ルースに至近距離から撃たれて死亡した。

 事件当時、カイルの突然の死は衝撃を巻き起こしたが、犯人の動機など詳細は不明のままで、イーストウッドの映画もこの悲劇についてエンドロールで わずかに触れているだけだ。映画が記録的なヒットとなり、事件から2年経った今週、テキサス州スティーブンビルでルース被告(27)の初公判が行われ、事 実関係の一部が明らかになった。

 アラン・ナッシュ州検察官は冒頭陳述で、カイルは背中と脇腹に5発、頭部に1発の銃弾を浴びていたと説明した。その場にいたカイルの友人で、支援活動を手伝っていたチャド・リトルフィールドもルースに射殺されたが、彼は背中と手と頭を撃たれていたという。

 犯行時にルースがドラッグとアルコールの影響を受けていた可能性があることも明かになった。「(刺激を強めるために死体防腐剤に浸けた)いわゆる濡れたマリファナ煙草を吸い、ウィスキーを飲んでいた」と、ナッシュ検察官は陪審団に語った。

 弁護側は、ルースはPTSD患者で、自分のしたことが分からない状態だったと主張。これに対して、ナッシュは「被告は(犯行後、姉に)2人を殺害 したこと、その朝ドラッグを使用し、アルコールを飲んだことを打ち明け、悪いと知りながら犯行に及んだことを認めていた」と反論した。

 弁護側は、犯行時にルースは一時的な心神喪失意に陥っており、責任能力がなかったという主張を曲げなかった。「この悲劇が起きたとき、エディー・ ルースは心神喪失に陥っていた。悪いことをしているという意識がなかったばかりか、身の危険を感じて2人を殺さなければならないと思い込んでいた」と、 ティム・ムーア弁護士は陪審団に訴えた。

 ムーア弁護士が被告の心神喪失の証拠として挙げたのは、カイルがリトルフィールドに送ったテキストメッセージだ。3人で射撃場に向かう途中、カイルはルースの言動がおかしいことに気づき、「こいつは完全に狂ってる」とリトルフィールドに警告していた。

 これに対し、ナッシュ検察官は「被告に障害があったとしても、精神障害によって必ずしも善良な市民である能力や善悪を判断する能力、法律を遵守する能力が失われるとは限らない」と反論した。

 カイルの妻ターヤも証言台に立ち、亡き夫との関係や事件当日に交わしたやりとりを証言した。地元メディアによると、ターヤはその日、カイルがルースとリトルフィールドと一緒にいるときに送ってきた複数のテキストメッセージから、夫がイライラしていると感じたという。

 陪審団が評決を下すまで今後何週間か、法廷で被告の刑事責任能力の有無が問われることになる。有罪になれば、ルースは終身刑を科される可能性がある。【転載終了】