おじさんの人生はB級

想いは着実に現実となる。B級の結果の場合もあるけど。

初めて老人介護施設を訪問

2014年02月25日 | 日頃
おじさんがいわゆる老人ホームに入所した。
80歳ほどで、足が悪く、介助無しでは動くのもままならない。
車椅子もぎこちない。
おじさんには子供の頃は、本当によくお世話になったものだ。
本が好きで、物知りで、最先端の機械好きでもあり、マイコンなんかもいじっていた。
あのおじさんが、頭ははっきりしているけど、手足を動かすのが不自由で、同一人物に思えない。
施設内では、決められた時間に決められたもの以外のものを口にすることもできないそうで、お茶も好きに飲めない。
また、心臓ペースメーカーを入れている入所者もいるので、携帯電話の使用は禁止、テレビやパソコン、タブレットの持ち込みもできない。ラジオをイヤホンで楽しむくらいしか好きにメディアと接することができない。
もちろん、食堂や談話室にテレビは設置されているけど、共有物なので制約がある。
おじさんに会いに行ったら、食堂にみんなが集まっている時間だった。
みんなうなだれて、食事を出されるのをじっと待っていた。
特に会話らしい会話は交わされていない。
その様子を見ると、まるで、、、言葉にできない。
会いに行って、顔を見せて会話を交わすだけで、とても喜んでくれた。
自分の父も5歳と歳が離れていないので、他人事には思えなかった。
おじさんが施設に入るまでのいきさつを知っているので、肉親を施設に入れることにとやかく言及するつもりは毛頭ない。
入った本人がどう思って過ごしているのかと思うと、とても切ない。
自分の家で人生を全うできるのが、本人にとっては何よりも幸せだろう。
でも、寿命が伸びていく中で、頭と身体がバランス良く長寿に対応できればいいけど、どちらかが先に崩れると本人も周りも悲しい。
やっぱり、人生の最後はポックリが理想かな。
コメント
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