翌朝4:20に起きて身支度。
5:10からの朝ごはんの後に日の出を見に行けるように暖かい恰好も用意して・・・。
朝ごはん( ^∀^)ご飯とお味噌汁は自分で入れるので量を少なくできて有難い。
ダウンの上にカッパを着てカイロも貼って外に出た。
5℃位、冷たい空気が気持ちいい。
白いのは雲海。
山の向こうが赤くなっている、あの辺りから昇ってくるね。
松本の街が見える。
今、こんな幸せな時間を過ごせることが夢の様、
この空気、この景色、この気持ちを忘れない。
私が生きてここに立っている。
たくさんの人に助けてもらってここに立っている。
それを忘れないようにしっかり自覚しておいた。
朝日はチラリキラリと光っただけ、雲にかくれんぼ。
いいねん、暗いうちからこうして朝日を待つのが楽しい。
みんな思い思いにステキな時間を過ごしている。
すっきりと晴れて素晴らしい眺め!!
後ろに槍ヶ岳、あのてっぺんに学生時代に登った。
一旦部屋に戻り、荷物を整理してチェックアウト。
大きなリュックをあずけてアタックザック(小さな軽いリュック)だけを持って燕岳頂上を目指す。
さぁ!頂上を目指すよ!!
山の稜線を歩く、ゴキゲンだ
頑張って登ってきた人だけが歩けるご褒美の道だ
私とイルカ岩と槍ヶ岳
ハイマツの間を歩いてくる恭姉ちゃんを振り返ったらなんてきれいな空!
頂上まではずっとこんな道
振り返ったら小屋が見えていた。
小屋から30分で頂上。
頂上で写真を撮っていたら雲が流れてきた。
早く撮らないと真っ白になっちゃう
なんて言っていたら!!!
ブロッケン現象が見えた、びっくりした
話に聞いたことはあったけどまさか自分たちも経験できると思っていなかった。
雲に自分の影が映り、後光が差したように虹色に光る。
ブロッケン現象だ、興奮した。
雲や太陽の光線の具合で薄くなったり濃くなったりを繰り返した。
しばらく動けなかった。
すごかったねぇ!びっくりしたねぇ!
双子は興奮状態で下山。
興奮しすぎて頂上でこれを持って写真を撮るのを忘れた。
ちょっと下っちゃったけど「てっぺんまで来ました!」
山を下りる前にコーヒータイム
向こうに槍ヶ岳、恭姉ちゃんがニコニココーヒーを入れてくれている。
シアワセな眺め
燕岳頂上を眺めながら。贅沢だなぁ。
恭姉ちゃんはいつも私を守ってくれる。
私がニコニコしていて満足そうな姉ちゃんの顔。
ありがとう
( ^∀^)後ろは二つ穴の開いたメガネ岩
小屋まで戻ってきた。
畦地梅太郎さんの山男像に「また来るね」
小屋に荷物を取りに帰るとスタッフが床を磨き上げていた。
登山客が快適に安心して過ごせる場所作りに徹している。
素晴らしい小屋だ。
前日とは打って変わってキラキラの眩しいお天気
途中から脚が疲れて力が入らなくなって大変だった。
下山に時間がかかった。体力と筋力不足を感じた。
ケガをしないようにゆっくり丁寧に歩いた。
もう脚が限界
北アルプス三大急登ってことは、三大急下りってことだもんな、厳しい下山だった。
中房温泉に入り生き返ったヽ(*´∀`*)ノ トロトロの泉質
バスで穂高駅まで行き、大糸線で松本駅へ。
帰りは特急しなのに乗り、名古屋から新幹線。
あ、特急しなのがやってきた。
松本にお別れ
松本駅で買ったこのお弁当美味しかった。
炊き込みご飯に野沢菜の炒め物と牛蒡のお漬物
これは燕山荘で買ったスタッフバッグ。
普段の山登りの時に食器を入れたり重宝する。
( ^∀^)畦地梅太郎氏の版画のエプロン。
山小屋スタッフが皆付けていて羨ましかったから買ってきた
このきんつばも美味しかった。
開運堂のこのお菓子の包みが好き
そして中に入っている「有明の月」ってお菓子が最高♪♪
救ってもらった命で
助けてもらった命で
こんなに元気に北アルプス燕岳に行けたよ。
あたり前と違う命で生きている。
霧雨の美しい山と快晴の山と、奇跡のようなブロッケン現象と・・・
まるでご褒美をもらったような山旅でした。
さぁ!生きるよ!