みなさんこんにちは!
3月に行ったグリーンランドのホテルの窓からの景色は
人生で一番心に残った『窓からの景色』だったと思う。
これまで、世界中に泊まりいろんなホテルの部屋からの眺めというのが
記憶にある。というか、実際はほとんど(記憶)ない。笑
添乗員はだいたい眺めのない部屋なので、隣の家の壁とか
屋根の上とかがほとんどなの。駐車場とか、よくて、道路が見えたりとか。
個人で行ったところも、見下ろす夜景とか見渡す限りの山々とか
あったかもしれない。もちろん、日本海とか太平洋とか
海の景色も素敵だったかもしれない。アフリカも素敵だったと思う。
もちろんヒマラヤ山脈の眺めも素晴らしかった。
でも、グリーンランドのイルリサットの街のホテルの
(3泊できた)部屋からの眺めは忘れることないと思う。
グリーンランドを思い出す時、まず、その窓からの衝撃的な美しさを思う。
Hotel Hvide Falkという、1970年代にできたグリーンランド最初のホテル。意味はホワイト ファルコン、白いハヤブサ。
外は-20度でもそれ以下でも、室内は床暖房でポカポカ。
そのポカポカの部屋の窓の向こうは氷山の漂う白い海。
初めて部屋に入ったとき、曇っていて薄っすら暗い部屋だったけど
外もほぼ白と灰色だった。溜息出た。
めちゃグリーンランドじゃんと思った。
氷山は動くので数時間で景色変わるんだけど
世界の熱の部分から切り離された非現実的な世界。
凍てつく世界とはこれよね、という
シンとした美しさ。(そして部屋はポカポカ、ここ重要)
客室
これはクルージングボートで沖から見た私たちのホテル
大きい建屋の前にある2棟の赤い建物の、私の部屋は右端。
思い出しても浄化される気持ちになる景色
*
ここで生きていくのは大変なこと。あまりにも大変で
身を投げていたという場所がここ イルリサットの街外れのセルメルミュートという海岸
このあたりからは先史時代の遺跡も見つかっている
グリーンランドには約4500年前には人が渡ってきて住み始めたの。
クジラやアザラシやセイウチ、
トナカイやジャコウウシやホッキョクグマを狩り、
犬ぞりの犬たちとともに生きてきた
何も無駄がない暮らし
今はすごいスピードで氷が融けているので
昔は冬には氷の上から狩りをしていた場所も今は
船でないと移動できなかったりするみたい。
地球の長い歴史の中で、何度も絶滅しかけ、
実際絶滅してきた動物たちもいることを思ったりする。
人間もそんなに長くないと思ったりする。大きな自然の力
地球の力、それ以上の力に何か飲み込まれていくような壮絶な感じの
風が吹いていた。
温暖化とかグリーンランドの資源をめぐっての大国の思惑に
これから翻弄されていくことになるのだろうけど
それはそのまま、人類の未来につながっているのだと思った。
*
世界遺産のイルリサット・アイスフィヨルド
は、氷河から溶け出す氷山の量が半端なくすごい。本体の氷河から離れて
60kmだったか70kmだったかを一年かけて流れてきているたくさんの巨大な氷山の間をクルージングした。
その光景は
イルリサットの町からも見えるわけ。
ここから流れ出した氷山があの客船タイタニックを沈めたんだとか。
島に見えるけど、氷山。巨大な塊が浮いて流れている(流氷ではない)
イルリサットの町
船ではライフジャケットを身につけなかったんだけど
いらないの?って聞いたら
落ちたらどうせすぐに死ぬからいらない
ってことだった・・・冗談ではないのだろうね。
船を操縦していた明るくて若いクルさんも狩猟をするのだと言っていた。
ホッキョクグマの毛皮のズボンを履いている写真を見せてくれた。
*
犬ぞりの歴史もあなどれない。
この子たちはペットではなかった。
極地で人が生きていくのに、探検していくのに、欠かすことのできない存在。
お客さんにいただいた写真
めっちゃ力強く、たくましかったわ。走りながらウンチしてたし
そのウンチを食べてたし、
雪の上で平気で寝てたし。(うちのすみれさんと全然違い過ぎる)
グループでおとなしく静かに落ち着いて休憩してる子たちや、
私のソリの犬たちは休憩のときもみんなガヤガヤ交尾したりケンカしたりしていた。
犬ぞりを操るマッシャーさんと(犬ぞりを扱う人をそう呼ぶ)すべてお客さんからいただいた写真です
私、下はウールのタイツの上に冬用ズボン、ダンウパンツ、その上に冬用オーバーパンツ
上はダウン二枚の間に冬用のハードシエル、その下もフリースや薄いジャケット・・・
マイナス30℃でも大丈夫。(外ではいいけど部屋の中では耐えられない装備。笑)
本気で1時間がんばって走ってくれた犬たちにもありがとう。
これからも人間と共に力強く生きてほしい。
体験ソリとかそういうレベルでない迫力があり、
お客さんたちもみなさん感動していらっしゃった。
そうだ、お食事も最高だった。
トナカイの肉とかオヒョウとか羊とかエビとかすべて
おしゃれで美味しくて、食べるのが楽しかった。でももちろん
物価はとても高い。
行きも帰りもコペンハーゲンでも宿泊したのだけど、
(グリーンランドもデンマーク領だけど自治権を持っている)
デンマークのパンが大好きになり、
日本に帰ってきてからタカキベーカリーのパンを買いまくっている。
パンってこんなにおいしいものだったのね・・・・
*
さて、来週から南フランスなので
今週は頭を切り替えて準備に入っていきます
フランス、大好き。一番好きかも・・
(一番が何個あるのだ・・・)
(昨日までの一週間は
筋トレとヨガとたくさん食べて寝て、マッサージとかしてもらったり、めっちゃ食べて、寝て、笑、とうとうアロマオイルも買いそろえたり
はーたんとすみれとイルミネーションの公園を散歩したり、はーたんの彼氏にも会ったり
いい香りとか音楽とかあと、本も読んで昼寝とか・・・昼から飲み会とか・・・外でビクニックして飲み会とかいろいろ)笑
*
南フランスのあとは、5月スペイン サンティアゴのピレネー越え
6月はキルギスに御一行様ツアー調整中
それからモンゴル 7/23~8/2
モンゴル最果ての花園を求めて
アルタイ山脈タバン・ボグドの大地を歩く
こちら
8月はパキスタンなどです。
去年の12月から南米ベネズエラ、チリ、アルゼンチンから北極圏のグリーンランドまで
行ったり
来たりしてた。
すごい旅だったけど、めっちゃうまく日常もこなしてて(でも肩こりとかギシギシ)
友達によくそんなふうにできるねって言われるの。笑(いや、ひそかにメンテしてます)
では、また、
西遊旅行のツアで
お会いできるのを楽しみにしています。
3月に行ったグリーンランドのホテルの窓からの景色は
人生で一番心に残った『窓からの景色』だったと思う。
これまで、世界中に泊まりいろんなホテルの部屋からの眺めというのが
記憶にある。というか、実際はほとんど(記憶)ない。笑
添乗員はだいたい眺めのない部屋なので、隣の家の壁とか
屋根の上とかがほとんどなの。駐車場とか、よくて、道路が見えたりとか。
個人で行ったところも、見下ろす夜景とか見渡す限りの山々とか
あったかもしれない。もちろん、日本海とか太平洋とか
海の景色も素敵だったかもしれない。アフリカも素敵だったと思う。
もちろんヒマラヤ山脈の眺めも素晴らしかった。
でも、グリーンランドのイルリサットの街のホテルの
(3泊できた)部屋からの眺めは忘れることないと思う。
グリーンランドを思い出す時、まず、その窓からの衝撃的な美しさを思う。
Hotel Hvide Falkという、1970年代にできたグリーンランド最初のホテル。意味はホワイト ファルコン、白いハヤブサ。
外は-20度でもそれ以下でも、室内は床暖房でポカポカ。
そのポカポカの部屋の窓の向こうは氷山の漂う白い海。
初めて部屋に入ったとき、曇っていて薄っすら暗い部屋だったけど
外もほぼ白と灰色だった。溜息出た。
めちゃグリーンランドじゃんと思った。
氷山は動くので数時間で景色変わるんだけど
世界の熱の部分から切り離された非現実的な世界。
凍てつく世界とはこれよね、という
シンとした美しさ。(そして部屋はポカポカ、ここ重要)
客室
これはクルージングボートで沖から見た私たちのホテル
大きい建屋の前にある2棟の赤い建物の、私の部屋は右端。
思い出しても浄化される気持ちになる景色
*
ここで生きていくのは大変なこと。あまりにも大変で
身を投げていたという場所がここ イルリサットの街外れのセルメルミュートという海岸
このあたりからは先史時代の遺跡も見つかっている
グリーンランドには約4500年前には人が渡ってきて住み始めたの。
クジラやアザラシやセイウチ、
トナカイやジャコウウシやホッキョクグマを狩り、
犬ぞりの犬たちとともに生きてきた
何も無駄がない暮らし
今はすごいスピードで氷が融けているので
昔は冬には氷の上から狩りをしていた場所も今は
船でないと移動できなかったりするみたい。
地球の長い歴史の中で、何度も絶滅しかけ、
実際絶滅してきた動物たちもいることを思ったりする。
人間もそんなに長くないと思ったりする。大きな自然の力
地球の力、それ以上の力に何か飲み込まれていくような壮絶な感じの
風が吹いていた。
温暖化とかグリーンランドの資源をめぐっての大国の思惑に
これから翻弄されていくことになるのだろうけど
それはそのまま、人類の未来につながっているのだと思った。
*
世界遺産のイルリサット・アイスフィヨルド
は、氷河から溶け出す氷山の量が半端なくすごい。本体の氷河から離れて
60kmだったか70kmだったかを一年かけて流れてきているたくさんの巨大な氷山の間をクルージングした。
その光景は
イルリサットの町からも見えるわけ。
ここから流れ出した氷山があの客船タイタニックを沈めたんだとか。
島に見えるけど、氷山。巨大な塊が浮いて流れている(流氷ではない)
イルリサットの町
船ではライフジャケットを身につけなかったんだけど
いらないの?って聞いたら
落ちたらどうせすぐに死ぬからいらない
ってことだった・・・冗談ではないのだろうね。
船を操縦していた明るくて若いクルさんも狩猟をするのだと言っていた。
ホッキョクグマの毛皮のズボンを履いている写真を見せてくれた。
*
犬ぞりの歴史もあなどれない。
この子たちはペットではなかった。
極地で人が生きていくのに、探検していくのに、欠かすことのできない存在。
お客さんにいただいた写真
めっちゃ力強く、たくましかったわ。走りながらウンチしてたし
そのウンチを食べてたし、
雪の上で平気で寝てたし。(うちのすみれさんと全然違い過ぎる)
グループでおとなしく静かに落ち着いて休憩してる子たちや、
私のソリの犬たちは休憩のときもみんなガヤガヤ交尾したりケンカしたりしていた。
犬ぞりを操るマッシャーさんと(犬ぞりを扱う人をそう呼ぶ)すべてお客さんからいただいた写真です
私、下はウールのタイツの上に冬用ズボン、ダンウパンツ、その上に冬用オーバーパンツ
上はダウン二枚の間に冬用のハードシエル、その下もフリースや薄いジャケット・・・
マイナス30℃でも大丈夫。(外ではいいけど部屋の中では耐えられない装備。笑)
本気で1時間がんばって走ってくれた犬たちにもありがとう。
これからも人間と共に力強く生きてほしい。
体験ソリとかそういうレベルでない迫力があり、
お客さんたちもみなさん感動していらっしゃった。
そうだ、お食事も最高だった。
トナカイの肉とかオヒョウとか羊とかエビとかすべて
おしゃれで美味しくて、食べるのが楽しかった。でももちろん
物価はとても高い。
行きも帰りもコペンハーゲンでも宿泊したのだけど、
(グリーンランドもデンマーク領だけど自治権を持っている)
デンマークのパンが大好きになり、
日本に帰ってきてからタカキベーカリーのパンを買いまくっている。
パンってこんなにおいしいものだったのね・・・・
*
さて、来週から南フランスなので
今週は頭を切り替えて準備に入っていきます
フランス、大好き。一番好きかも・・
(一番が何個あるのだ・・・)
(昨日までの一週間は
筋トレとヨガとたくさん食べて寝て、マッサージとかしてもらったり、めっちゃ食べて、寝て、笑、とうとうアロマオイルも買いそろえたり
はーたんとすみれとイルミネーションの公園を散歩したり、はーたんの彼氏にも会ったり
いい香りとか音楽とかあと、本も読んで昼寝とか・・・昼から飲み会とか・・・外でビクニックして飲み会とかいろいろ)笑
*
南フランスのあとは、5月スペイン サンティアゴのピレネー越え
6月はキルギスに御一行様ツアー調整中
それからモンゴル 7/23~8/2
モンゴル最果ての花園を求めて
アルタイ山脈タバン・ボグドの大地を歩く
こちら
8月はパキスタンなどです。
去年の12月から南米ベネズエラ、チリ、アルゼンチンから北極圏のグリーンランドまで
行ったり
来たりしてた。
すごい旅だったけど、めっちゃうまく日常もこなしてて(でも肩こりとかギシギシ)
友達によくそんなふうにできるねって言われるの。笑(いや、ひそかにメンテしてます)
では、また、
西遊旅行のツアで
お会いできるのを楽しみにしています。
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