べらぼう第五回「蔦に唐丸因縁の蔓」見ました
「よってたかって梯子を外しやがって、べらぼうがぁ!」
前回鱗形屋ラブリン一派の罠にはまり「雛型若菜」の版元から外された蔦重。その痛手がなかなか癒えないようですね。イケメン横浜流星のブーたれ顔。これはこれで一見の価値はありますね。
しかしこの時代、株を持たなければ商売ができぬ仕組みになっているのは常識。そこを見逃すなんてトンチキもいいとこだ。と花ノ井に言われて「どうせ俺ぁトンチキのべらぼうだよ」と今度は開き直ってしまった。さすがの花ノ井もこれには愛想を尽かしたようですね。
しかし蔦重が納得できないのは後から来た者は版元になれないことだ。鱗形屋からのお抱えの「改」にならないかとの誘いがある。そうすれば本を売ることができるのだが、それではどんなに頑張って本を作っても鱗形屋の出版になってしまうのだ。
「なるほど、欲が出てきたのか。てめぇが骨折って作った本をただでやるのが合点がいかねぇッてことか」
と義兄さん言うのだが、蔦重は自分の名「耕書堂」の名で本を出したいのだ。しかし版元にはなれない。それが悔しくてウジウジしている若き日の蔦重。アホなダジャレなんて言えない位に悩んでいるのでしょうね。そこで今回は悩める蔦重に代わって、源内さんが江戸っ子魂見せてくれましたね。
さてこの平賀源内さん。群れを嫌い権力を嫌い束縛を嫌い、何処の組織にも属さず(属したくても属せない)溢れんばかりの知識とひらめきを武器に、「定」に縛られた江戸の世を生きる自由人。だがいつも金繰りには困っている。今回は炭屋の主人と借金自慢をしていましたね。自慢比べには勝ったのでしょうかね?
悩んだ末鱗形屋の専属「改」の道を選んだ蔦重。消えた唐丸。興味は尽きません。さて来週は……。