三代目
長女がラインで二人の子どもたちの二人写真を送ってきた。公園で遊んでいるところと、家でアイスを食べている写真だ。しばらく会っていないが、元気そうなので安心した。
公園で遊んだ後のアイスはおいしかったのだろう、二人ともニコニコして食べている。下の子は俗にいう猫毛で、それが顔にまつわりつくのだろう。両方の耳の横で髪を括って、アイス片手に舌を出してにっこり笑っている。まるで不二家のペコちゃんみたいだ……。
実をいうと私の次女も、つい最近までペコちゃんに似ていると言われていた。そして私自身も若い頃、ペコちゃんみたいだと言われていたのだ。
実に三代続いてのペコ顔だ。この三人の顔はまったく似ていないのだが、ペコちゃんに似ているところだけ一致するのだ。余談だが調べてみると、ペコちゃんは1950年生まれの永遠の6歳だという。
さてこの三代目ペコちゃん。いつも機嫌よく一人で遊んでいる。私の生家の方の方言で、小さな子供が無邪気に遊ぶことを「ちゅぐんちゅぐんよう遊ぶ」というのだが、まさにそれだ。ただ上が男の子だからか、もっぱらミニカーやプラレールで、ちゅぐんちゅぐん遊んでいるのだ……。
母親である長女は5月から仕事に復帰したばかりだ。いくら夫婦で協力しあっていても、大変だろう。三代目ペコちゃんには是非ともあの笑顔で、ママに元気を与えてほしいものだ。
それから本家ペコちゃんにも、我が家に四代目五代目ペコちゃんが誕生するまで、永遠の六歳児でいてほしいものだ。そして初代ペコである私も健康に留意して、孫たちの成長を見守っていきたいと思う。