正しい傘のさし方
昨日は強風の中、歯医者に行きました。こんな日は不要不急の外出は避けた方がいいのでしょうが、二ヶ月も前からの予約でしたので行ってきました。
それにしてもすごい風でしたね。さしていた傘が風にあおられて、お猪口になってしまいました。当地では傘がお猪口になることを、ハッタケになると言います。ひっくり返った傘の形が、はっ茸という茸に似ているからです。
傘がハッタケになったなんて、何年ぶりでしょうか。子どもの頃には傘を振りまわして、わざとひっくり返して遊んだ思い出もあります。しかし子どもならとにかく、大人はそんなことで喜んではいけませんね。
ひっくり返った傘を元に戻すと、吹き飛ばされないように斜めにさして歩きました。駅前の通りは人通りが多くて、飛ばされた傘が近くの人に当たってしまっては大変ですからね。
さてやっと駅前を通り過ぎ、今度は横断歩道を渡りました。ここも多くの人がすれ違うので、より注意しなければいけません。傘を力いっぱい握り締めて歩いていくと、向こう側から高齢者と付き添いの女性が歩いてきました。
二人とも小柄でとても細身です。でもよく見ると、二人とも笠をささずに手に持って歩いています。なるほど、こんな強風の中で傘をさしても、濡れるものは濡れるのです。返ってささない方が安全ですね。
そこで私も傘を閉じて手に握って、足早に横断歩道を渡り歯医者に行きました。雨には思ったほど濡れてはいませんでした。また歯医者では、歯の磨き方がとても良いと誉められました。
昨日は強風の中での正しい傘のさし方を学ぶことができ、歯の磨き方を誉められました。強風の中のでの外出ではありましたが、とてもいい日になりました。