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べらぼう第7話「好機到来『籬(まがき)の花』」見ました

2025-02-17 07:54:29 | 最近見たドラマ

べらぼう第7話「好機到来『籬(まがき)の花』」見ました

 どうしても版元になりたい蔦重。蔦重の仲間入りを嫌う地本問屋連中に、今までの倍は売れる細見をつくってみせる。と大見得をきって作ったのが「吉原細見『籬の花』」 

 大きさは従来の細見本の二倍はあるのが、その分薄くって懐に入れて持ち歩きしやすい。川岸見世も含めた吉原の女郎の名をすべて入れ、目当ての見世がすぐに見つけられる。随所に工夫され、値段は今までの半値。その上花ノ井の瀬川襲名のプレミアム細見本。

 今回は忘八以下吉原全体が蔦重側につき、呑気な義兄さんや新之介さんという強い?味方も得た。果たして蔦重、版元として認めてもらえるのだろうか。それにつけても気になるのは鱗型屋ラブリン。このまま黙って引き下がるのだろうか?蔦重憎し!次回が楽しみですね。

 安くって薄いけど情報盛りだくさんの「籬の花」。若いころ購読していた「ぴあ」という情報誌を思い出しました。もちろん「ぴあ」の説明など不要でしょうが、私が東京に出てきたころは「ぴあ」は薄くって値段も百円でした(たぶん)。映画やコンサートの情報が掲載されていました。

 私は主に映画の欄を見ていたのですが、東京中の映画館で何を上映するのかが分かりました。当時は東京のいたるところに名画座があり、旧作映画が格安の料金で観れたものでした。休日には「ぴあ」片手に名画座にほぼ一日中いました。昔は何度でも観れたものです。

 銀座の「並木座」で鈴木清順の「喧嘩えれじぃ」を池袋の「テアトルエコー」でジャンポール・ベルモンドの「ラスクムーン」を観ました。高橋洋子主演の「旅の重さは」どこだったかな?高田の馬場の西友の隣や飯田橋の名画座にもよく行きました。今もあるのでしょうか。

 朝一番に入って、出てくるのは夕方間近。暗い所から急に明るい所に出て、クラクラしていまいした。いまでいうおひとり様。貧乏なおひとり様には「ぴあ」と「名画座」は救いの神でした。今回の「べらぼう」は懐かしい青春時代を思い出させてくれました。

 



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