0017_満月の夜⑩(儀式)裕也日記
アクドナェは何やら唱え始めた。
聖書の言葉のようなぁ。違うようなぁ。
黒ずんだ少女の手がメンディアの心臓に伸びる。
少女の剣の天空に黒ずんだ渦がまき始める。
裕也(次元の扉。どこに繋がってるんだ!)
見る見る広がってくる。
そして、声が
「ぎゅぅぅぅ がぁがぁ あははは」
裕也「魔界?そんなものがあるのか?」
裕也は意を決した。
アクドナェ「今、ここに解き放たん
エジェ
確定を…」
少女の手が振り下ろされる。
メンディア「裕也ぁぁあ」
エジェ「あ あ 誰の手」
裕也はエジェの手をつかみ自分の元に引き寄せた。
エジェは裕也に向かって剣を振り下ろす。
裕也は左手でガシットと受け止めた。
血が滴(したた)る。
それを見ているのか闇の目が二つ光る。
天空の黒ずんだ闇が閉じ始める。
闇から
「裕也 解放の時は まだらしい
今度は お前が来るのだ!
あははは」
少女は剣を離した。
裕也は、やさしく、それを取り。
少女に血がしたたる左手を口元にかざした。
少女は口開け、一滴それを飲む。
裕也「俺の血だ。闇と光の種族の血だ」
なぜ、そんなことをしたか分からない。
ただ、そうすれば何かが変わると思った。
血の縁?
裕也「血の縁を結ばん。少女を向かい入れん。我が肉に」
少女の体の黒ずんだ皮膚を覆うように
肌色の肉が現れる。
そして、少女に笑顔が現れた。
ニコッ
儀式は終わった。
つづく
アクドナェは何やら唱え始めた。
聖書の言葉のようなぁ。違うようなぁ。
黒ずんだ少女の手がメンディアの心臓に伸びる。
少女の剣の天空に黒ずんだ渦がまき始める。
裕也(次元の扉。どこに繋がってるんだ!)
見る見る広がってくる。
そして、声が
「ぎゅぅぅぅ がぁがぁ あははは」
裕也「魔界?そんなものがあるのか?」
裕也は意を決した。
アクドナェ「今、ここに解き放たん
エジェ
確定を…」
少女の手が振り下ろされる。
メンディア「裕也ぁぁあ」
エジェ「あ あ 誰の手」
裕也はエジェの手をつかみ自分の元に引き寄せた。
エジェは裕也に向かって剣を振り下ろす。
裕也は左手でガシットと受け止めた。
血が滴(したた)る。
それを見ているのか闇の目が二つ光る。
天空の黒ずんだ闇が閉じ始める。
闇から
「裕也 解放の時は まだらしい
今度は お前が来るのだ!
あははは」
少女は剣を離した。
裕也は、やさしく、それを取り。
少女に血がしたたる左手を口元にかざした。
少女は口開け、一滴それを飲む。
裕也「俺の血だ。闇と光の種族の血だ」
なぜ、そんなことをしたか分からない。
ただ、そうすれば何かが変わると思った。
血の縁?
裕也「血の縁を結ばん。少女を向かい入れん。我が肉に」
少女の体の黒ずんだ皮膚を覆うように
肌色の肉が現れる。
そして、少女に笑顔が現れた。
ニコッ
儀式は終わった。
つづく