闇と光の慈愛のコントラスト(65)侵略
--侵略(015)戦い当日④--
--侵略(015)戦い当日④--
副長は、急ぎ地下室についた。
「はぁ はぁ は」
少し息を整えて、扉を開ける。
アイリスが横たわっている。
疲労し意識が薄れている。
右手にロイアナに貰ったしゃべり草の瓶を握っている。
「どうだ、疲れたろう」
返事はない。
「これをお飲み。少しは楽になるはずだ」
そう言って、瓶の口をアイリスの唇にあて
液を少し流し込んだ。
アイリスは、水分に反応して喉を「ゴク」と鳴らした。
副長は、瓶を傾け液を流し込んだ。
アイリスは、飲み干した。
気分が楽になっていく。
副長は、アイリスの顔が少し穏やかになるの見て、
質問をし始めた。
「闇の村との友好を計るために聞きたいことがる」
少し間を空けて、
「悪いことをしたね」
「ところで、今年の穀物の出来はどうだね?」
「穀物は良く実りました」アイリスは答えた。
(いける。何の抵抗もなく答えてくれそうだ)
「それで、収穫できたかい?」
「いえ。収穫は、まだです」
「じゃ、穀物の保存は足りているのか?」
「足りています。小屋にまだ三分の一ほど保存があります」
「保存の小屋は、大きそうだね。
どれくらいの広さだね」
「人が30人ほどは入れます」
「いまもかい?」
「20人ほど空いています」
「穀物が必要だろ、人の出入りは多いのかい」
「朝は、出入りがありますが、その後は、出入りはありません」
「そうか、ありがとう。参考になったよ。
ゆっくりお休み」
アイリスは、眠りについた。
(まんまと聞き出せた。ロイアナに伝えに帰らねば)
副長は、急ぎロイアナの元へ走った。
「はぁ はぁ は」
少し息を整えて、扉を開ける。
アイリスが横たわっている。
疲労し意識が薄れている。
右手にロイアナに貰ったしゃべり草の瓶を握っている。
「どうだ、疲れたろう」
返事はない。
「これをお飲み。少しは楽になるはずだ」
そう言って、瓶の口をアイリスの唇にあて
液を少し流し込んだ。
アイリスは、水分に反応して喉を「ゴク」と鳴らした。
副長は、瓶を傾け液を流し込んだ。
アイリスは、飲み干した。
気分が楽になっていく。
副長は、アイリスの顔が少し穏やかになるの見て、
質問をし始めた。
「闇の村との友好を計るために聞きたいことがる」
少し間を空けて、
「悪いことをしたね」
「ところで、今年の穀物の出来はどうだね?」
「穀物は良く実りました」アイリスは答えた。
(いける。何の抵抗もなく答えてくれそうだ)
「それで、収穫できたかい?」
「いえ。収穫は、まだです」
「じゃ、穀物の保存は足りているのか?」
「足りています。小屋にまだ三分の一ほど保存があります」
「保存の小屋は、大きそうだね。
どれくらいの広さだね」
「人が30人ほどは入れます」
「いまもかい?」
「20人ほど空いています」
「穀物が必要だろ、人の出入りは多いのかい」
「朝は、出入りがありますが、その後は、出入りはありません」
「そうか、ありがとう。参考になったよ。
ゆっくりお休み」
アイリスは、眠りについた。
(まんまと聞き出せた。ロイアナに伝えに帰らねば)
副長は、急ぎロイアナの元へ走った。
つづく 次回(侵略016)エンビの決意