ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

闇と光の慈愛のコントラスト(70)侵略

2019年11月19日 20時18分51秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(70)侵略
--侵略(020)戦④--
エンビは、こっそり後を追った。
森の外れまで来た。
遠くに明かりが見える。
闇の種族の村である。
森を抜けたところで、
木の十字架の滑車を止めた。
見張りに松明を持つ二人の光の村人を残した。
闇の村から木の十字架が見えるようにである。
静かに松明を持った残りの光の村人と光の兵士が
闇の村に近づいて行った。
(まだ我慢だ。必ずスキが出来るはずだ)
エンビは、静かに時が来るのを待った。
つづく 次回(侵略021)殺戮
 
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闇と光の慈愛のコントラスト(69)侵略

2019年11月19日 18時06分36秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(69)侵略
--侵略(019)戦③--
木の十字架を立てた。
そして、滑車を運んでくる。
滑車には、木の十字架を立てれるように
四角の木の枠があり
その下に車輪が両側についていた。
「ゴギ ギギ」
十字架を車の滑車に突き刺して取り付けた。
奥に黒い人影。
雲に隠れていた月明りが照らし出す。
エンビは、その顔を凝視した。
(お父さん 何という非常な振舞 あぁぁ)
「それでは、みなのもの出発するぞ」
ロイアナは、村人に号令をかけた。
20人あまり、木の盾と鉄の剣を持っている。
訓練していた光の兵士である。
その前に20名の松明(たいまつ)を持った者がいた。
暗い静かな森の中を松明の明かりと滑車の「ギィギィ」引く音が響ていた。
つづく 次回(侵略020)戦④
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闇と光の慈愛のコントラスト(68)侵略

2019年11月19日 16時56分57秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(68)侵略
--侵略(018)戦②--
もう、夜がすかり暮れた。
エンビは、森に隠れて様子を窺(うかが)っていた。
村人が数名いて何やら作業をしている。
大きな木の柱が十字に結ばれている。
(木の十字架だ)
女の影が見える。
(アイリス…)
(どうする気だ?)
村人は、闇の娘を木の十字架に押さえつけた。
抵抗しているが男らの力は強い。
手を横の木に伸ばし押さえつける。
そして、右手に持っている鉄の杭を。
一気に「ぐさー」
「ギヤァァァァ---」
悲鳴が木霊した。
そして、もう一方の手。
「ギャァァァァァァァァ」
アイリスは、気絶した。
慈悲が少しはあったのか両脚は、藁(わら)の縄で結び付けた。
エンビにアイリスの感情が入ってくる。
両手を堅く握っていた。
血が少し滲んで落ちた。
つづく 次回(侵略019)戦③
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闇と光の慈愛のコントラスト(今後の展望)20191118002

2019年11月19日 10時17分54秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(今後の展望)20191118003
光の村人が侵略に出発する。
20人あまり、木の盾と鉄の剣を持っている。
アイリスを十字架に張り付ける。
手足に杭を打つ。
アイリスは、悲鳴をあげる。
滑車に十字架をのせ出発する。
闇の村に火を放つ。
慌てふためく闇の村人。
一斉に家から飛び出る。
子供を連れ。逃げ惑う。
光の兵士は、切り捲(まく)った。
闇の種族の男子は屈強な体をしていた。
剣を掴み抵抗する者もいたが、
鉄の剣は容赦なく闇の村人を切り裂いた。
容赦なく、子供、女性。
殺戮(さつりく)が繰り広げられる。
逃げ切れた人々は村の中央の広場に集まつた。
アクデシアは、しんがりをつとめている。
横にアクティスもいる。
魔法をかけて雲を呼び雨を降らそうとする。
「ゴゴォゴォォ」
黒い雲がもくもく集まりだす。
すると空に天空の城が現れる。
急に雲が引きだす。
「ドゴーーーーン」
イリノイスが降り立つ。
「アクデシアァァァァ」
12神も降りたつ。
イリノイスは、呪いをかける。
「光は、我のもの
 闇の者。光を失い。醜い闇に姿を隠すがいい」
アクデシアは、アクティスを闇に逃がした。
ロィタは、こっそり小屋から抜け出し、闇のものにまぎれた。
たぶんあの杖を持った人物がそうに違いない。
そして、ゆっくりアクデシアに近ずく。
アクデシアは、爆発し、
全ての生命の源の欠片は、世界に飛び散った。
 
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