時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

マスクをかける日本人はマジメか?

2009年05月21日 03時01分00秒 | 学術・教育
新型インフルエンザが流行していても、アメリカやカナダではマスクをかけてる人はほとんどいないと伝えられる。
テレビでニューヨークやナイアガラの滝からの中継レポートを見たが、確かにマスクをしている人間は皆無だった。
それに対して、この一両日に大阪や神戸からの中継を見ると、八割以上の人間がマスクをかけていた。恐らく今日以降は東京でもマスク姿の人間が増えるだろう。

「日本人はマジメだから」という。確かに日本人はマジメな国民性があると感じる。だが、それ以上に大きいのは、この20年ほど、日本人ほどマスクをつけるのに慣れた国民はいないのではないか?と、思う。
そう。花粉症だ。
筆者の子供の頃は花粉症に悩む人など周囲にいなかった。春先にマスクをしている人など見かけなかった。
春先にマスクをしている人間が増えたのは、せいぜいこの20年くらいの事だろう。

花粉症に悩む人間が増えたのは、自然林を伐採して次から次へと杉を植えた林野行政が原因だ。世界各国を調べたわけではないが、これほど花粉症に苦しめられている国民を知らない。テレビの天気予報で花粉の飛散予報を流している国などないらしい。中国では黄砂情報があるらしいが(笑)。
となると、森林を伐採して国土を砂漠化させて大量の黄砂を飛散させている中国並みの環境汚染と言えるか?

今、インフルエンザ対策で国民が一斉にマスクをしている日本人は、確かにマジメで世界に誇れるかもしれないが、別の一面では決して世界に自慢できない林野行政、環境行政の失敗も大いに影響している気がする。
マスク姿をただ自慢する気には、どうしてもならない。

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新型インフル、ついに首都圏で発生

2009年05月21日 00時00分00秒 | 社会・経済
東京、川崎で女子高生の感染確認

発生は時間の問題とは言われていたが、ついに首都圏でも新型インフルエンザの患者が出た。2人は同じ高校に通い、今月11日から他の生徒数名や教師と渡米してニューヨークに滞在して昨19日に帰国したという。マクロな視点で見れば「なんでこんな時期にニューヨークなんか行くんだ。周囲の迷惑も考えろ」という非難も出てくるだろう。しかし一個人の事情として考えれば、彼女にとってはこの渡米が唯一の機会だったかもしれない。そして今回の渡米に備えて長い期間、準備や努力を重ねてきたのかもしれない。インフルエンザにかかるかもしれないから中止しろと言われても、なかなか簡単に諦めきれない。一概には責められない気がする。

問題なのは帰りの機内で発熱したことを彼女が申告したのに簡易検査で陰性の反応が出て、彼女をそのまま帰宅させてしまったことだろう。検査のミスがあったのか、あるいは簡易検査とはその程度の正確さしか無い物なのか、詳細は分からない。しかし、もしもこれがH1N1型ではなく強毒性のH5N1型で起きてしまえば、多数の国民の生命を奪う致命的ミスになってしまった危険性がある。原因を速やかに解明して早急の改善が望まれる。

舛添厚労相は色々と対策を練っている印象を受けるが、トップの麻生総理がこの事態をどう受け止めているのかピンとこない。情勢の変化に応じて適切な対応をしているように見える橋下大阪府知事とは極めて対照的だ。自治体と国では規模が違うのは承知しているが、いつものようにリーダーシップがまるで感じられないのは困ったものだ。これじゃハトポッポに支持率で負けても仕方なく感じる。

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