時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

作家・栗本薫さん死去

2009年05月27日 17時47分00秒 | 社会・経済
ファンショック“世界最長”アレは…栗本薫さん死去

大好きな方のおひとりだった。作家・栗本薫としても。評論家・中島梓としても。

「先生」と呼ばれる職業はカン違いしてしまう輩が多い。政治家・医師・弁護士・教師……。
作家も「先生」と呼ばれる職業で、案の定、カン違い輩がいる。作品を書く為には膨大な資料が必要で、その分野の知識は学者にも劣らない。が、専門外の分野までしゃしゅり出て来て、あれこれと偉そうに御託を並べる「先生」が少なくない。だが所詮は「作家」としてのネームバリューによって発言の機会を与えられているだけに過ぎない。
イチローがサッカーをしても、中田ヒデが野球をしても、それは一流のスポーツ選手であるから並外れた身体能力などによって素人よりは遥かに上手いだろうが、所詮はアマである。プロではない。それと同じ事をお解かりにならない作家先生がたくさんいらっしゃる。

栗本さんはその点をしっかりけじめを付けていらしたと思う。栗本薫と中島梓の名を使い分けることによって。筆者が最初に栗本さんを知ったのは、テレビ朝日(当時はNET)の『象印クイズ・ヒントでピント』の赤組キャプテン・中島梓さんとしてだった。なんて頭の良い人だろうと感心した。その当時は作家・栗本薫と同一人物とは知らなかったから(笑)。
現在、才女タレントとして活躍している麻木久仁子さんも中島キャプテンの下で赤組メンバーだった。そういえば最近の彼女の芸能界でのポジションは、あの当時の中島さんのようだ。あの番組って今から思うと中島梓さんとか麻木久仁子さんとか飯星景子さんとか、大変な才女が揃ってた番組だったなあ……。

56歳だそうで、まだまだ業績を積み上げて社会に貢献できる方だっただけに、なんとも残念でならない。可能ならば自分の寿命を5年分くらいは分け与えても構わないと思えるほど、優秀な、立派な方だった。
心から謹んでご冥福をお祈り致します。

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利口な子の親は読書好き、お馬鹿な子の親は…

2009年05月27日 13時45分45秒 | 学術・教育
利口な子の親は読書、お馬鹿な子の親はワイドショー好き

ワイドショーが大好きな筆者には耳が痛い調査結果だが、「孟母三遷」の故事もある。親の教養が子供にある程度、反映されることはあろう。簡単に言うと、このブログを読んだヨイコが親に「ねぇ、『孟母三遷』ってなあに?」と尋ねた時に、即座に答えてあげられるか、あげられないかで子供の知識量が変わる。その積み重ねで成長した子供の知識量に大きく差が開く。でも上の数値が13.7で下の数値が-10.6。サンプル数から見てもそれほど顕著な差とは感じられない統計で、うまくこじつけている部分が感じられるが(笑)。
最後の<しかし、成績下位の子の親が子どもの学習に無関心というわけではない。「ほとんど毎日、子どもに『勉強しなさい』という」という答えは56.9%と、最上位層より5.7ポイント高かった。調査チームは、子どもの成績が思わしくないために小言を言いがちになるのでは、とみている>には異論があるね。
頭が良くない親ほど、子供に「勉強しろ」という。頭が良くないから、そういう漠然とした叱責しかできないんだね(笑)。頭が良い親は、もっと冷静に分析して子供を把握するから、より細かく的確な指導を子供にできる。「勉強しろ」なんて曖昧な言葉を言わずに、成績を伸ばす術を編み出せる。

「勉強しろ」という親に利口な親があまりいないのは事実だろう。

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