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レイトン教授と赤い洗面器

2007年12月06日 04時52分00秒 | 趣味
ニンテンドーDSソフト『レイトン教授と悪魔の箱』をプレーしている。前作の『レイトン教授と不思議な町』が大変おもしろいゲームだったので期待して買った。まだ全てのナゾをクリアしていないが、9割方は終わった。現時点での感想は、「やっぱり続編は第一作より落ちる」って感じ。これは多くの映画などにも共通する真理だが(笑)。前作では頭をひねらせる、言い換えればヒラメキを要求する問題が多かったと感じる。それに対して今作は面倒な計算をさせる算数ドリルみたいな問題が多い。

獅子てんや瀬戸わんやの名作漫才で「先週、岡山へ行ってきた」というネタを記憶している。わんやさんが「先週、岡山へ行ってきた」とてんやさんに言う。するとてんやさんが「なんで行ってきたの?」と尋ねる。わんやさんは「実は親戚の叔父さんの法事があって……」と理由を述べ、叔父さんがどういう人柄だったとか、法事の様子はどうだったとか、細かく長々と説明する。その長い説明を聞き終えると、てんやさんが「で、なんで岡山に行ってきたの?」と、また尋ねる。わんやさんは「今、説明しただろう」という感じでムッとしながらも、また理由を細かく長々と説明する。すると、また、てんやさんが「なんで行ってきたの?」と聞く。これが何度か繰り返される。最後はわんやさんが泣きべそをかくが、てんやさんは「なんで」の繰り返し。「何回、説明すれば良いんだ」というわんやさんに、てんやさんが「だからボクが聞いているのは『何で行ってきたのか』、つまり飛行機か新幹線かクルマか、そういうことだ」とネタばらしをする。つまり「なんで」が理由を尋ねていたのではなく、手段を尋ねていたという言葉遊び。
似たようなナンセンス小噺で、「毎日毎日ひたすら玉葱を刻み続けている男がいた。来る日も来る日も男は一心不乱に玉葱を刻み続けている。不思議に思った友人が男に聞いた。『なんでお前は毎日玉葱を刻み続けているんだ?』。男は答えた。『包丁で』。」
これも「なんで」の意味を、理由と手段に摩り替えたユーモアだ。

こういうのが発想の転換だろうと思うし、ゲームみたいな物にはそういう要素を期待してる。入学試験みたいな小難しい計算問題をやらされても全然楽しくない。
第三作も発売予定されているようだが第一作の路線に軌道修正してほしい。蛇足だがエントリータイトルに謎の言葉が入っているが、アレもこんな感じなんだろうと思っている(解る方だけ解って頂ければOK)。

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