政府は東日本大震災の追悼式を2年ぶりに開催することを決定。
天皇皇后が臨席されることになりました。
2019年12月26日 10月の台風19号で甚大な被害を受けた宮城県丸森町と福島県本宮市を日帰りで訪れた際の雅子皇后。
お身体の御体調はよさそうですが、メンタルの調子はまだまだ不安定なことは隠しようもありません。
接した方は病気の皇后にかなり気を使われたかと思われます。
雅子さま追悼式出席へ 体調不安おして被災地励ました10年
2021年03月04日
昨年は新型コロナウイルスの影響で見送られた政府主催の追悼式だが、政府は3月2日の閣議で2年ぶりに開催することを決定した。天皇皇后両陛下が出席し、陛下がおことばを述べることが発表された。
「震災翌年の’12年から行われてきた追悼式は、’16年までは上皇上皇后両陛下がご出席。6回目となる’17年からは、秋篠宮ご夫妻の出席されてきました。今年は10年の節目でもあり、天皇、皇后両陛下が臨席されることになりました」(皇室担当記者)
10年で一区切り、来年以降の開催は未定だそうです。
加藤官房長官は閣議のあとの記者会見で「政府として行う追悼式は、発災から10年となることしまで実施するというのが政府の方針だ。10年という節目は一つの区切りだと考えており、来年度以降については、その時の状況を踏まえて判断する」と述べました。
「常に国民と触れあっていなければ国民から忘れられ、皇室の存在感が薄れてしまう。」という強迫観念にでも苛まれているのでしょうか。
平成の天皇以来「国民と触れあう。」が天皇の、そして「天皇に国民と触れあわせる機会を作る。」が周囲の最重要課題になってしまったかのようです。
現地へ赴くことが出来なければ、オンラインで何とか顔をつないでおきたい。て、なんだか国会議員が地元の支援者を引きつけておくためにする「地元の草刈り」「どぶ板」と発想が似ていませんかしら?
国会議員の「地元の草刈り」と陛下のご訪問が違うところは、陛下は何処へ行っても常に「御客様」だということです。
陛下は「苦労している国民を慰め励ました。」と思っていらっしゃるのかもしれませんが来られるほうの国民も最高のかたに気を使っているのですよ。
とりわけ体調が本調子では無い皇后に、周囲の者はどんなに気を使っているか。週刊誌は「体調の悪いのを押して」と皇后を讃えるが、周囲の皇后への気使いを労うことはしない。天皇皇后の「国民と触れあいたい。」という願いを叶えるために気を使って動いている国民がいることを陛下はご存じでしょうか。
それに御客様として現地へ行っても国民と本当に触れあったことにはならないと思います。
昭和天皇は「出かければ皆が気を使う。」とおっしゃって滅多に皇居の外へお出ましにはならなかったそうですが。