皇族方の詠まれた歌のなかで、私が一番好きなのは彬子女王のお歌です。
「地図帳にあの日見つけし茶畑の 不思議な点は茶の実のかたち」
知的好奇心が満たされた瞬間の「あ!そういうことだったのね!」「あ!解った!」という喜びが伝わって来ます。
インテリジェンスに富まれている彬子女王らしい歌だと思います。
お茶の実です。三つの粒。
本当に素敵な方です。
私は女性宮家創設には絶対反対ですが、この方なら条件によっては女性宮家になっていただいても、と思わないでもありません。
ネットではお母様の信子妃殿下のお歌を称賛する声が多いですが、勝手なことを言わせていただけば、場数を踏んでいらっしゃるためか手慣れ感がありいささか古くさい。
信子妃殿下より年上でも常陸宮妃殿下のお歌にはみずみずしい情感があります。
雅子皇后の「感染」は正月に聞いたら驚いたでしょうが、3月も末に聞くとさほど違和感がありません。
雅子皇后は歌会始めが延期になって得しましたね。