先に全国植樹祭を自県の林業産業に利用し、天皇に昭和天皇お手植えの松の伐採を命じた知事が、今度は天皇の五輪大会開会宣言を政治利用した。
伐採のパフォーマンスを自ら用意し、松の幹にノコギリを入れるよう天皇に促すのは、天皇に対しての慇懃な命令であろう。
五輪の開会宣言、天皇陛下に「お願いすべきではない」 丸山知事7/9(金) 22:01配信 山陰中央新報online島根県の丸山達也知事が9日、東京五輪での天皇陛下による開会宣言について「お願いすべきではない」と述べた。新型コロナウイルスの感染拡大を抑え切れておらず、五輪開催を巡り世論が分かれていることから「お出ましいただく環境をつくらないといけないが、できていない。私ならお願いを取り下げる」との考えを示した。五輪憲章には開会宣言は国家元首が行うと明記されており、陛下が開会式に出席される方向で調整が進められている。丸山知事は定例会見で、都内で新型コロナの感染者数が増加傾向にあることから「日本で一番感染しやすい場所で世紀の大イベントが開かれることになる」とも語った。
島根・丸山知事 天皇陛下東京五輪開会式出席「再検討すべき」7/10(土) 13:55配信 BSS山陰放送島根県の丸山達也知事は9日の定例記者会見で、天皇陛下の東京五輪開会式出席について、再検討すべきとの考えを示しました。9日の定例会見で丸山知事は、天皇陛下が開会式に出席するよう調整が進む中、組織委員会と政府、東京都は「再度検討すべきだ」と述べました。
理由として、「天皇陛下は憲法で国民の統合の象徴。世論を二分している状況で、陛下は政治的なご判断をされない立場なので、周りが考えお願いを取り下げることを考えるべき」と述べました。
オリンピック中止、開催で世論が二分する状況は一年以上続いている。その間何も言わずに、開催まであと2週間を切った時点でこのようなことを言い出すのは、またまた天皇を利用してのパフォーマンスを思いついたのだろう。
誰に向けてのパフォーマンスか。島根県民ならその事情はよくご存じなのでしょうが。