東京にオリンピックを招致すると知った時「もうオリンピックは要らないな~。」と思った。招致が失敗すれば良い、とも思った。
が、何の因果か(おそらくカネの因果で)招致が決まってしまった。
何年も前、バブルの頃に私が居住する地方の自治体がオリンピック招致を目論んだことがあったが、その時、国は冷ややかに何も、本当に何も応援してくれなかったが、東京でするとなるとこうも違うものか、とも思った。
招致は失敗したが、結果的に、一地方都市の中心部にある広大な里山が手つかずのままに残り、市民は「招致に失敗してかえって良かったんじゃないか。」とも言っていた。巨大な埋め立て地には新たな自然体系が生じ、無数の渡り鳥の飛来地となり、自然保護団体が眼を光らせている。
招致に失敗すれば良い、と思っていたくらいなので、東京オリンピック大会そのものには、あまり興味が無い。
が、一応国の威信が問われるビッグイベントなので、日本の素晴らしさを発信できる機会になることは願っている。
こちらが「やりたい」と手を挙げて引っ張ってきたイベントなら、きちんとした運営をしたらどうか、と政府・組織委員会に言いたい。
コロナ対策について協議する組織委員会関係者.。
このようなしつらいの場では、実質的な論儀はされないと拝察する。
実質的、具体的な論儀をしているのは別の場所でしょうね。
開会式直前のゴタゴタ。
小山田氏小林氏の辞任騒動。何故彼らが選ばれ、今、この時期に問題提起されたのか、については、辞任で終わりにすることなく、真相が究明されることを期待するが、一方で不適切が露わになったらすぐに切る姿勢を見せる必要はあるだろうと思う。
国民の「不適切」ジャッジを無視して、小室に婚約内定者の地位を与え続ける皇室も見習って欲しいものです。
競技場のデザイン変更から始まり、次々と不祥事が続いた準備期間を経ても、なお損なわれることのない日本人の責任感や技術力、品格を見せつける運営を期待しています。
開会式まで、あと4時間。