憂国の花束

右でも左でも無く、上でも下でも無く。

祖国日本よ! 誇り高くあれ。

増え続ける公務。公務はもうたくさん。

2021-07-02 16:01:03 | 公務
皇族が公務される姿に感動し、皇族がされる公務なら何でもOK。というかたなら、皇族の公務が増えるのは喜ばしいことなのでしょうが・・・。

私は、これ以上不要不急の公務を増やす目的は何なのだ、と考え込んでしまう。
しかも「手が足りないので皇族の数を増やしたい。」という。手が足りないのなら、公務の数を増やすなーーーー!減らせーーーー!

例えば、佳子さまのこの御公務。
佳子さま、児童出版文化賞の式典にオンライン出席
2021/06/30 19:17 読売新聞オンライン

秋篠宮家の次女佳子さまは30日、秋篠宮邸で、産経児童出版文化賞の式典にオンラインで出席された。佳子さまはビデオメッセージで、優秀作に選ばれた8点の児童書の感想をそれぞれ述べ、「これからも読者の心に残る素晴らしい作品が数多く生み出されることを願います」と話された。

産経児童出版文化賞は、学校図書館法の施行にあわせて1954年(昭和29年)に産業経済新聞社が創設した賞で、佳子さまの出席は一昨年に続いて2回目。
佳子さまの前は紀子さまが出席されていましたが、その前はどなたが出席されていたのか判明しませんでした。
賞そのものに意義があるのなら、強いて皇族に出席していただく必要はないので、不要不急の公務と判定。


佳子さまの麗しい姿を拝見するのは眼福ではありますが、この方も眞子さまと小室の結婚を応援されているのか思うと、素直に「まあ、お美しい」で留めることはできなくなっています。
小室を御自分の義兄にしても構わないという思考のかたは、どのような気持ちで公務をされているのか。

「心を寄せる」はこれで充分。

2021-07-02 15:54:45 | 公務
有識者会議は皇族の数の増やし方を協議するために開催されています。
何のために皇族の数を増やさなくてはならないのか。
*皇統を絶やさないため。
*手が足りないので。

皇統を絶やさないために皇族の範囲を広げる案件のほうは、「次代、次次代の皇位継承者がいらっしゃる今、論議するのは失礼だ」との声も大きいので、皇族の範囲を広げる論議は取りあえず先のべになりそうだと見ていたら、有識者会議(=政府)は、「御活動の手が足りないので」という名目で皇族の人数を増やす気満々のようである。

皇族の人数を増やす気満々の政府に呼応するかのように「皇室はもっと公務を増やすべきだ。」と論を張る者も出てきた。内々に政府から依頼でも受けているのかしら?
私は、天皇、皇族の公務の殆どは不要不急。増やす必要は無いところか削減する必要がある。と考えている。
不要不急の公務のために、皇族の数を増やすなど以ての外です。

例えば、平成の陛下、令和の陛下がライフワークとされている「国民に心を寄せる」御活動であるが、実際にあちこちへお出ましになるばかりが心を寄せていることを示す方法ではない。

両陛下 五輪・パラ選手団に金一封
2021/7/1 16:15  産経新聞

天皇、皇后両陛下は1日、東京五輪・パラリンピックの日本代表選手団に対し、活躍を願って金一封を贈られた。宮内庁が同日、発表した。池田憲治次長が日本オリンピック委員会の山下泰裕会長と、日本パラリンピック委員会の鳥原光憲会長に手渡した。
宮内庁によると、開催地に関わらず、五輪・パラリンピックが開催される際には、天皇と皇后から日本代表選手団に金一封が贈られているという。

このように、金一封を贈られるのも、「心を寄せる」具体的な方法でしょう。
昭和天皇は災害の被災地等へ直にお出ましになることは無かったが金一封やお見舞いの品々を下賜されていて、昭和の時代にはそれで充分国民は陛下の優しいお気持ちを感じ取っていたものです。
大名行列で派手やかにあちこちへ慰問に出かけることを生き甲斐とされていたかのような上皇上皇后も、令和の陛下も、派手な行幸啓の傍ら、金一封の下賜も続けていらっしゃるようです。

平成の天皇の金一封の一例。

令和の天皇の金一封の一例。

いずれのサイトも金一封を下賜されたかたの、昭和の時代とそうは変わっていない感激を伝えています。

スポンサーやファンから多量の金品が届く今どきの選手は、天皇から金一封を下賜されても、さほど感激しないかもしれませんが、褒められる機会が少なくても地道に活動している人々は、天皇からの金一封に感激すると思います。
大名行列ご訪問を取りやめて、その分を金一封に回したら、感激を味わう国民の数もぐっと増えるでしょう。

「手が足りない。」というのなら、このような形でこまごまと広く心を寄せる方法もよろしいのではないでしょうか。
その際は、下賜された先との癒着の疑念を抱かせないために、下賜された先を必ず誰にでも知れるかたちで発表する必要はある。
写真の施設へ御下賜金があったことを知っている国民は多くはないでしょう。私は知りませんでした。


「支える」とは? 何のための皇族数増加計画。

2021-07-02 10:45:06 | 公務
皇位継承問題でしばしば出て来る「支える」という言葉。何となく分かったつもりになってしまう言葉ですが、令和の陛下の玉虫色発言と同じで、具体的には何も語られることなく「支える」という言葉は使われている。
高円宮絢子さまも結婚披露宴で「これからは元皇族として高円宮家を支えて行きます。」とおっしゃった。あれは具体的にどういうことをなさるつもりだったのでしょうか。

この記事でも「支える」という言葉が使われています。

安定的な皇位継承へ2案を中心に検討の方針
7/1(木) 3:42配信 日テレNEWS
安定的な皇位継承について議論する政府の有識者会議は、先月30日の会議で、秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまの世代でも十分な皇族の数を確保するために、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持できるようにすることと、皇族の養子縁組を可能とすることの2案を中心に検討する方針を確認しました。

 16日に行われた前回の会議で、有識者会議は「皇位継承の問題とは切り離して、皇族数の確保を図ることが喫緊の課題」であることを確認していました。 

え?!そんな意思確認がされていたのですか!
16日の会議を報ずる各社の記事には、そんなことは載っていなかったような?もし出ていたら、「公務」に敏感な私が見逃す筈は無いのですが…。

皇統を絶やさないための保険として皇族数を増やすのなら、まだ理解できるのですが、皇位継承の問題とは切り離して皇族数を増やす意味って何でしょうか?
究極「してもしなくても同じ」の公務をしていただくために皇族数を増やすのは税金の無駄遣いというものではありませんでしょうか。

先月30日の会議では、皇族は、皇室会議の議員や摂政などを務めることなどから、「悠仁さまの世代でも十分な数の皇族の方に皇室にいていただく必要がある」との認識を共有しました。

皇室典範
第二十八条 皇室会議は、議員十人でこれを組織する。
② 議員は、皇族二人、衆議院及び参議院の議長及び副議長、内閣総理大臣、宮内庁の長並びに最高裁判所の長たる裁判官及びその他の裁判官一人を以て、これに充てる。
③ 議員となる皇族及び最高裁判所の長たる裁判官以外の裁判官は、各々成年に達した皇族又は最高裁判所の長たる裁判官以外の裁判官の互選による。

摂政
第十六条 天皇が成年に達しないときは、摂政を置く。
 ② 天皇が、精神若しくは身体の重患又は重大な事故により、国事に関する行為をみずからすることができないときは、皇室会議の議により、摂政を置く。
第十七条 摂政は、左の順序により、成年に達した皇族が、これに就任する。   一 皇太子又は皇太孫
二 親王及び王
三 皇后
四 皇太后
五 太皇太后
六 内親王及び女王
② 前項第二号の場合においては、皇位継承の順序に従い、同項第六号の場合においては、皇位継承の順序に準ずる。

と、なっていますが、イザとなったら伝家の宝刀『特例法』という手があることを上皇上皇后が示してくださったではありませんか。
いらっしゃらないのなら、いらっしゃらない状況に合わせて『特例法』を制定することは出来るでしょう。
悠仁殿下が未婚の今、悠仁殿下に皇后もいない事態を想定するのは如何なものでしょうか。

また、出席者からは、「老若男女の多様な世代の方が悠仁さまを支えることが大切である」などといった意見が出たということです。

そのうえで、有識者会議は、皇族の数を確保するために、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持できるようにすることと、皇族の養子縁組を可能とし、旧皇族の男系の男子が皇族に復帰できるようにすることの2案を中心に、今後は検討する方針を確認しました。 次回の有識者会議は7月9日に予定されています。

悠仁殿下を「支える」って具体的に何をすることでしょうか?

皇族数増加計画のどちらも問題有り。
悠仁殿下がいらっしゃるので、皇位継承を持ち出して皇族数増加を訴えても反発されると見て、「手が足りない」を看板に皇族数を増やすことにしたのでしょうが、「手が足りない」の中身が見えません。
あれも、これも、今皇族がされている公務は究極要らない公務か、天皇がされてもよい公務ばかりのように、私には見えます。



こちらの「支える」の意味するところなら、よく解るのですけどね・・・。


元凶は陛下の玉虫色発言

2021-07-02 00:32:30 | 公務
西村宮内庁長官が発した”御懸念”発言が騒動を巻き起こしている。
文春は”御懸念”を「陛下に五輪中止の重い御心あり」と読んで、大仰に官邸を批判したが、ポストセブンは「国民に寄り添う姿を見せたかったのでしょう。」と軽くいなす。

どうしてこんなに大騒ぎになるかといえば、陛下の”御懸念”の内容が美しい玉虫色で見る方向でどんな色にも見えるからです。今上は誕生日会見でも、国民が固唾を飲んで待っていた眞子内親王の結婚問題でも玉虫色の発言をされたように、明確な発言はしない方針なのでしょう。玉虫色発言は陛下ご自身が掴んだ身の処し方というより、「チーム天皇」が採っている方針でしょうね。
さすが周囲を外務省あがりで固めているだけあって、陛下に<内容があるように見せかけて実は具体的なことは何も無い>発言をさせることで陛下の立場を守る手法には手慣れたものを感じます。
秋篠宮殿下のようにうっかりと「結婚は認める。」と言ってしまっては、後で引っ込みが付かなくなりますものね。

ポストセブンの記事は、西村宮内庁長官の定例記者会見の場の雰囲気を伝えている部分が興味深い。
「陛下が五輪開催にご懸念」 絶妙なタイミングだった宮内庁長官の発言
7/1(木) 16:05配信 NEWSポストセブン
抜粋
国民の間に不安の声がある中で、ご自身が名誉総裁をお務めになるオリンピック・パラリンピックの開催が感染拡大につながらないか、ご懸念されている、ご心配であると拝察をいたします」──。6月24日、宮内庁の西村泰彦長官は定例記者会見で、突然、しかし淡々と語った。ざわついたのは、宮内庁担当記者たちだ。気づけば1年以上、天皇陛下から五輪についてのおことばを聞く機会がなかった。記者が発言の意図を改めて尋ねると、西村長官は「私の拝察です」とキッパリ。

狐につままれた形となった担当記者は、「仮に拝察だとしても、これが報道されるとかなり影響があると思うが、そのまま発信していいのか?」と、問うのが精いっぱい。西村長官は動じない。「はい。オンレコ(公表してよい)と認識しています」と答える。

*下線部分どうとでも取れる玉虫発言。
 「影響がある、そのまま発信してもよいのか。」と質問した記者は、「陛下は五輪中止を求めておられる。」と受け止めたのでしょう。
記者もそこですかさず、ハッキリと「では、陛下は五輪中止を望んでおられるのか。」と質問すれば良かったのにね。何故、質問しなかったのでしょうね。

 担当記者は「軽い気持ちではない?」と再々度確認。西村長官は「陛下はそういうふうにお考えではないかと、私は本当にそう思っています」と返答。あまりの堂々たる態度に、宮内庁担当の記者らは、それ以上これについて問うことをやめた──。

ほらほら!そうやって陛下発言内容を確認せず、憶測したままで質問を重ねるから行き違いが起きるのでしょう。
「軽い気持ちではない?」と問うた記者は「五輪中止まで考えておられるのか?」という意味で質問したのでしょうが、西村長官は「陛下は常々深ーく、重ーく国民を案じておられれます。」と言いたかっただけだと思いますよ。

「米紙『ワシントン・ポスト』は、“東京五輪は天皇から重大な不信任票を投じられた”と報じました」(全国紙記者)
  海の向こうの報道を、事情をよく知らない海外メディアの見当違いとは言い切れない。

いやいや、それは日本の報道が「陛下は五輪中止を望んでおられる。」と一斉に報道したからでしょう。

「そもそも、憲法上、天皇に政治的発言は許されません。だからこそ、これまでも天皇の踏み込んだ考えを表明する際には、直接ではなく、宮内庁長官がその内心を推察して“代弁”する形がしばしば取られてきました。今回もそうであったと考えるのが自然です」(宮内庁関係者)

確かにそうではありましょうが、代弁された言葉が玉虫色では間違いの元ですわね。
曖昧な言葉を投げかけて、相手が勝手に自分に都合良く解釈するのを待つ。という手法は、詐欺師がよく採る狡い手法です。
国と国が自国の利益を争う外交の場では、玉虫色発言で切り抜けるという手法も有りでしょうが、天皇が国民に向けて御自分を守るために狡い玉虫色発言を繰り返すというのはいかがなものでしょうか。
令和の陛下の国民に対する誠意が疑わしくなります。

宮内庁関係者
 陛下は、開催が近づく東京五輪について沈黙を貫かれてきた。コロナ禍以前の2019年の誕生日会見では《大変楽しみにしております》と述べられながら、2020年2021年の誕生日会見では話題にされなかったのだ。なぜ、このタイミングで表明されたのだろうか。 「いや、絶妙なタイミングだったと思いますよ」

「菅総理は、6月中旬のG7サミットで各国首脳による開催支持を取り付け、開催を決定的なものにしました。もしも、それ以前の、開催か中止かの議論が揺れている際に今回の発言があれば、『天皇が中止に誘導した。これは政治的発言だ』との批判が今回よりも確実に高まっていたでしょう。しかし、次の長官会見を待っていたら、開催の直前すぎて、遅きに逸した印象を与えかねません。だから、“絶妙”だったんです」

東京五輪とパラリンピックの名誉総裁として開会宣言のおことばを述べる陛下は、ここしかないというタイミングで、感染拡大を不安がる「国民とともにある」ことを示されたのだ。

 「開会宣言には開催を“祝う”ニュアンスが含まれている。国民の間から根強い開催反対の声があがる中で、陛下は開催を祝わなくてはならない立場なのです。一方で、ウイルスの感染拡大を誰よりも強く危惧されてきたのが陛下でもある。自らが祝って開催を宣言した大会によって、国民の間に感染が広がることを強く憂慮されているのでしょう」

陛下は五輪中止など露ほども考えていない。
開会宣言を述べる前に、コロナで苦しむ国民への配慮を見せておかなくては、感染拡大が起きた場合、国民からの反発の矛先が陛下にも及んでしまうかもしれない。・・・ということで「チーム天皇」一同相談の上、西村宮内庁長官を通じて”御懸念”を発表させたのだろうと私も思います。


香淳皇后例祭の儀へ向かわれる陛下。
後部座席から顔を突き出していた頃に比べると天皇らしい風格が感じられますが。
各国の王族も参加する国際舞台での講演は不安げで弱々しい。
老眼が進んでおられるのか、身を乗り出し、時折眼を細めてプロンプターを読まれる陛下。

オリンピックの開催宣言ではどのような御姿を拝見できるのか、楽しみにしています。