Aloha ʻoe, aloha ʻoe あなたにアロハ あなたにアロハ
E ke onaona noho i ka lipo 木の陰に佇む心優しき人
One fond embrace, a hoʻi aʻe au去っていく前にもう一度あなたを抱きしめよう
Until we meet again また会えるその時まで
ハワイ王国最後の女王が作詞作曲したアロハオエ。
女王はこの歌に滅びゆく祖国の悲哀を重ね合わせ、国民への感謝と惜別、あるいは再決起や支持を求める思いを込めていたであろう 、
とも解説されている。
秋篠宮殿下のお誕生日会見の肉声を聞く私は次第にアロハオエを小声で口ずさんでいた。
祖国日本の象徴として、私が憧憬していた皇室は既に滅んでしまっていたのだ、と思い知らされた会見だった。
リリウオカラニ女王の悲哀が身に迫る。
会見の内容は先行報道されていた内容以上のものでも、以下でもなかったが、肉声を伴った映像は文書では伝わらないものも伝わって来る。
蚕食され行く皇室、形骸化した天皇。しかし、それでも祖国日本の象徴、天皇の輝く再生を信じたい。
会見内容についての感想は明日にしよう。
秋篠宮皇嗣殿下の御言葉が分かりにくいのは、雅と言うより、
彼方此方を慮って忖度するからだろう。
皇太子(当時)の「人格否定発言」に異を唱えたころの殿下は、今よりずっとハッキリ物を言う方だった。
私は御自分の考えを自分の言葉で表明される殿下に期待していた。
それがいつしか、何を言いたいのか解らない持って回った言い方をされるようになった。
おそらく、いつのころからか、そうしなければ御身や立場を守れないと感じられたのでしょう。
忖度は下の者が上に阿ってするものである。
皇嗣殿下に忖度をさせている不敬の人々でもいるのだろうか。
昭和天皇の御言葉が解りにくいと感じたことはない。