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犬猫ネタがないので、主に見た映画と食べたものを記録するだけのブログ

チャンバラから文芸

2024-10-11 17:56:59 | 日記
昨夜、池袋の新文芸坐で
『十兵衛暗殺剣』(1964)倉田準ニ 

柳生武芸帳シリーズの中で一番の傑作と言われている。
大好きな近衛十四郎と大友柳太朗の対決が見られるのだから、ぜひとも映画館に足を運ばなくてはなるまい。
 

大友柳太朗は不器用だったそうで、プロから見たら殺陣は下手だったのかも知れない。
私には下手だとは見えない。
動きが大きくて、ダイナミックでいいなあと思う。
近衛十四郎の殺陣は、安定の素早さだ。

この後の『忍者狩り』の近衛十四郎も素晴らしいので見たかったが、帰りが深夜になってしまうので諦めた。

そして今朝、下高井戸シネマで
『ベニスに死す』(1971)ルキノ・ヴィスコンティ


セリフが極めて少なく、映像と音楽で見せる。
最近の説明過剰なセリフの映画と違って、それが頗る好い。
原作では主人公は作家だが(読んでません)映画では作曲家マーラーがモデルなのでマーラーの交響曲が全編を通して流れる。これが何とも気持ちいい。
(途中たどたどしい「エリーゼのために」も流れる
ビョルン・アンドレセン
美少年よねー。
この時15歳くらい?
大人への変貌の過程で、きっと葛藤があったのだろうね。
先日読んだ「昭和の子役」のインタビューでも、20歳くらいになると子役から大人への中途半端な自分に耐えられなくなり、俳優としての限界を感じると、みな異口同音に言ってましたね。

公開当時に見たら、なんて美しい子なの!この世の者とも思えない
とキャーキャー言って終わったかも。
しかし今は、ドキュメンタリー映画『世界で一番美しい少年』で告白したビョルンの悲しい人生や残酷な事実を知っているから、見ていて複雑な気分になるのだった。

そんなこと考えずに映画として見れば、美しい作品です。
ただ、今の時代にこの内容を簡単に説明するとなると、「老いた作曲家が美少年に一目惚れしてストーカーみたいになったけど言葉も交わせず1人で煩悶して死んじゃった」みたいなことになって、なんか美しさのカケラもないが笑

映画の中ではチャンバラの時代にもベニスにも行ける。
映画館にいる時だけは、現実を忘れて映画に没頭できる。
家で配信見るのとは、ここだけは全く違う。
見終えると現実に戻されて、腹が減っていることに気づく。
【開々亭】という小さな中華屋に初めて入ってラーメンとミニ角煮丼セットを食べた。 
下高井戸からだいぶ歩くので、次に行く機会はなかなか来ないかも知れないが、悪くない店だった。
コメント (2)
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