2016年3月19日、インドネシアの高速鉄道の工事が未だに着工しない。
1月21日にはジョコ大統領や中国の国務委員らが出席しての起工式が行われてから
明日で2カ月になる。
3月16日に事業契約書が手交され、インドネシア政府の負担を求めない旨が、
記載されたという。
月内の着工を目指しており、
近日中に国土交通省が建設許可を出すとの見通しも伝えらている。
2019年開業予定で昨年9月にインドネシア政府が
中国に発注を決めたジャカルタ―バンドン間・約140Kmの高速鉄道は、
最初からツマズキ通し。
完成に漕ぎ着けることが出来るのか注目されている。
二転三転は当たり前で中国の当初提案では、
インドネシア政府に債務保証は求めず、
インドネシア政府は、一切財政負担をしないとの内容だったが、
途中からインドネシア政府の保証を求めてきた経緯もあった。
一方、インドネシア政府は、中国に対して、
ルートには活断層が3つあるため、地震対策を求め、
早期地震検知警報システムの導入も必須要件としている。
事業契約書の詳細は明らかにされておらず、
契約書の効力についての不信感も強い。
.
世界各地で、中国の場当たり的な対処営業に非難が集中している。
ライバルの提案よりも数段画期的な好条件を笑顔で提示するものの、
提案の根拠はなく、思い付きレベル。
受注が決まると態度が豹変、高圧的で自信満々の姿に早変わりする。
変わり身の早さは世界最速だ。
.
起工式とは、何のセレモニーだったのかと疑問の声も上がり、
ジャカルタの地下鉄工事のように
信頼度の高い国(日本)に依頼すべきだったと、反省の声も聞こえる。
【編集:kyo】
-Global News Asia 3月19日(土)0時48分配信 -
≪中国に騙された! ずさんすぎる高速鉄道計画に大きな後悔ーインドネシア≫
2016年1月31日、インドネシアの高速鉄道の工事が未だに着工しない。
建設許可はクリアされていないものの、
21日にはジョコ大統領や中国の国務委員らが出席しての起工式が行われたことから、
建設許可の見通しがあり、一両日中に許可が出ると見られていたが、
とんだ誤算の起工式になってしまった。
地元メディアによると、中国から提出されていない必要書類が多く、
また一部提出された書類は、中国語だけの記載がほとんどで、
インドネシア語や英語ではないため、
審査担当者は読むことも出来ず審査が進まない。
許可を出した区間はわずか5Kmだけ。
中国は高速鉄道を建設する意欲が、
中国の国内問題を背景に下がっており、
中止に持ち込みたいのではないかと疑心暗鬼になっている関係者もいる。
スタート前からこれほどトラブルの連続になるとは
インドネシア政府の関係者も思っていなかったようで、
期待を裏切られ騙されたのではないかと、後悔する声が強まっている。
また、現政権の面子を保つために無理を押して起工式に漕ぎ着けた格好だったが、
1月中に着工出来なかったことで、
インドネシア国内でも不安を口にする見識者が増加。
2019年開業予定で、昨年9月にインドネシア政府が中国に発注を決めた
ジャカルタ―バンドン間・約140Kmの高速鉄道が
当初計画通りに開業する可能性は、限りなく低い。
インドネシア国土交通省は、中国政府に対して
「工事期間中にトラブルが生じてもインドネシア政府は一切責任は持てないので、
中国政府の保証が必須だ」と伝え、
「工事が完成できなかった場合、中国が原状回復の責任を持つ」
と契約書に追加してほしいと迫った。
フィリピン・マニラ郊外での鉄道建設(南北通勤鉄道計画)を
中国が途中で投げ出し撤退、
その後日本のODAで工事を続行することになったことも、影響しているようだ。
当初は、日本の新幹線方式の導入が有力だったが、
中国は破格の条件で受注競争に勝利した。
2015年8月にインドネシア政府に提出した中国の提案書には、
日本の提案書を元に作成されたと思われる痕跡があった。
日本は、ボーリング調査を行なうなどして
地質調査や需要の予測などを数年かけてまとめて、
途中駅の入ったルート図を含む提案書を
インドネシア政府に提出していたが、
中国が提出した提案書にも同じデータが入っていた。
またルート上の地点で中国がボーリング調査を行なったことは無く、
日本の提案情報が何らしかのルートで
中国に流れていたのではないかと見られていた。
中国の海外での鉄道建設についてのトラブルは、
比較的多いと言われており、提出資料の完成度がずさんだったり、
金利や建設費用の負担額が当初の予定より増えることもある。
なかなか信頼関係を構築するのは難しい。
【編集:kyo】
-Global News Asia -
記事の内容が重複しているのは、
下の記事は2016年1月31日にアップされたもので、
上の記事が 3月19日のものと、
同じ人が書いた記事を、時系列を逆にして紹介したからだ。
上の記事だけでは事情を理解するには不足していると思ったから
補足のつもりで過去のニュースを付け足した。
インドネシアの高速鉄道の発注に
横槍を入れるように割り込んできて
強引に奪い去るような芸当を目の当たりにさせられ、
茫然自失になっていた日本。
極めて悪質で、悪意に満ちた営業妨害だった。
そして、契約を奪い去った後の中国の無責任さと
豹変する変わり身の早さは、
今度はインドネシア国民が茫然自失とさせられた。
今更日本と契約すれば良かったと後悔されても
早くから地道にコツコツと現地調査を進め、
受注のための努力をまじめに取り組んできた日本の姿を
インドネシア政府は見ていたはずだ。
そんな努力の結晶であるデータも後から参入してきた
中国のデータが同一、または酷似していたことを知った時点で
あれは盗み取られたもので、
邪まな中国の悪意あるやり口であると気づいていたはず。
それでも破格な条件に目が眩み、
日本に対する裏切り行為に等しい選択をしたのは
当のインドネシア政府である。
ハッキリ言って自業自得だ。
今さら後悔されても後の祭りだと云いたい。
でもこういう生き馬の目を抜くようなこともあるのが
ビジネスの世界。
日本は政府も企業も痛い教訓となったろう。
しかし気になるのはフィリピン・マニラ郊外での
鉄道建設の対応だ。
中国が投げ出したあと、日本のODAが工事を受け継ぎ
続行させたのは、悪しき先例となった。
そりゃあフィリピンからは感謝されたろう。
でもあまりにもムシが良すぎる話だし、
受けた日本もお人よし過ぎる。
そんなことがあっての今回のインドネシア。
「途中で中国が投げ出しても
日本が尻拭いしてくれるさ。」
的な発想で契約相手を鞍替えされても
日本は中国の下請けでも、おこぼれ頂戴国家でもない。
「今恩を売っておけば、次回以降は
日本に回帰してくれるさ」とでも思っているのだろうか?
だとしたら甘い!!
中国は同じ手口で何度も日本から仕事を奪い
何度も相手国はだまされるだろう。
目の前に破格な条件を提示され、
「あの時と今の中国は違う。信用してくれ」
と言われたら、コロッとだまされるのだ。
それにしても2000年以降急激に触手を伸ばしてきた中国。
あまりに強引過ぎる行動は目に余るものがある。
その原点となる歴史的準拠は
1405年の第1回から1430年の第7回に及ぶ
「鄭和の南海遠征」にある。
当時としては考えられないほどの大規模な艦隊
(二〇〇余隻とも考えられている)を率いて、
東南アジアから中東・アフリカに至る侵略行為を含む
朝見強要外交が発想の出発点だ。
習近平は明のそうした先例に習い、
強い大帝国の復活を目論んでいる。
そしてそんな中国が一番敵視している国が日本だ。
今後日本がとれる選択肢は
それほど多くない。
どんなに裏切られても、東南アジア諸国に手を差し伸べ
連携・関係強化を図り、中国と対峙してゆく他ないだろう。
前言と矛盾するが、それしかないのだ。
どんなに甘くとも、お人よしでも
その道を進むしかない。
今まで日本は中国に多大な貢献をしてきた。
何度も謝り、援助もしてきた。
それでも中国の対応はこの通りだ。
どんなに中国人が日本で観光旅行をして、曝買いしても
日本が敵国であり、憎むべき民族なのは
永久に変わらないと心すべきだと思う。
関係改善を模索するより
どうしたら「やられないか」を最優先事項として考えるべきだ。
仮に中国との協力・協調関係を再構築ができても
それは中国にとってはうわべだけ。
日本から搾れるだけ搾り取り、力をつけた分、
日本攻撃に使うのだ。
結果、利敵行為になるだけなのは目に見えている。
AIIBにすり寄ろうとする日本の対応に
大きな懸念を持つオヤジが一句。
金を出す 人が一番 誰だって
お粗末。
1月21日にはジョコ大統領や中国の国務委員らが出席しての起工式が行われてから
明日で2カ月になる。
3月16日に事業契約書が手交され、インドネシア政府の負担を求めない旨が、
記載されたという。
月内の着工を目指しており、
近日中に国土交通省が建設許可を出すとの見通しも伝えらている。
2019年開業予定で昨年9月にインドネシア政府が
中国に発注を決めたジャカルタ―バンドン間・約140Kmの高速鉄道は、
最初からツマズキ通し。
完成に漕ぎ着けることが出来るのか注目されている。
二転三転は当たり前で中国の当初提案では、
インドネシア政府に債務保証は求めず、
インドネシア政府は、一切財政負担をしないとの内容だったが、
途中からインドネシア政府の保証を求めてきた経緯もあった。
一方、インドネシア政府は、中国に対して、
ルートには活断層が3つあるため、地震対策を求め、
早期地震検知警報システムの導入も必須要件としている。
事業契約書の詳細は明らかにされておらず、
契約書の効力についての不信感も強い。
.
世界各地で、中国の場当たり的な対処営業に非難が集中している。
ライバルの提案よりも数段画期的な好条件を笑顔で提示するものの、
提案の根拠はなく、思い付きレベル。
受注が決まると態度が豹変、高圧的で自信満々の姿に早変わりする。
変わり身の早さは世界最速だ。
.
起工式とは、何のセレモニーだったのかと疑問の声も上がり、
ジャカルタの地下鉄工事のように
信頼度の高い国(日本)に依頼すべきだったと、反省の声も聞こえる。
【編集:kyo】
-Global News Asia 3月19日(土)0時48分配信 -
≪中国に騙された! ずさんすぎる高速鉄道計画に大きな後悔ーインドネシア≫
2016年1月31日、インドネシアの高速鉄道の工事が未だに着工しない。
建設許可はクリアされていないものの、
21日にはジョコ大統領や中国の国務委員らが出席しての起工式が行われたことから、
建設許可の見通しがあり、一両日中に許可が出ると見られていたが、
とんだ誤算の起工式になってしまった。
地元メディアによると、中国から提出されていない必要書類が多く、
また一部提出された書類は、中国語だけの記載がほとんどで、
インドネシア語や英語ではないため、
審査担当者は読むことも出来ず審査が進まない。
許可を出した区間はわずか5Kmだけ。
中国は高速鉄道を建設する意欲が、
中国の国内問題を背景に下がっており、
中止に持ち込みたいのではないかと疑心暗鬼になっている関係者もいる。
スタート前からこれほどトラブルの連続になるとは
インドネシア政府の関係者も思っていなかったようで、
期待を裏切られ騙されたのではないかと、後悔する声が強まっている。
また、現政権の面子を保つために無理を押して起工式に漕ぎ着けた格好だったが、
1月中に着工出来なかったことで、
インドネシア国内でも不安を口にする見識者が増加。
2019年開業予定で、昨年9月にインドネシア政府が中国に発注を決めた
ジャカルタ―バンドン間・約140Kmの高速鉄道が
当初計画通りに開業する可能性は、限りなく低い。
インドネシア国土交通省は、中国政府に対して
「工事期間中にトラブルが生じてもインドネシア政府は一切責任は持てないので、
中国政府の保証が必須だ」と伝え、
「工事が完成できなかった場合、中国が原状回復の責任を持つ」
と契約書に追加してほしいと迫った。
フィリピン・マニラ郊外での鉄道建設(南北通勤鉄道計画)を
中国が途中で投げ出し撤退、
その後日本のODAで工事を続行することになったことも、影響しているようだ。
当初は、日本の新幹線方式の導入が有力だったが、
中国は破格の条件で受注競争に勝利した。
2015年8月にインドネシア政府に提出した中国の提案書には、
日本の提案書を元に作成されたと思われる痕跡があった。
日本は、ボーリング調査を行なうなどして
地質調査や需要の予測などを数年かけてまとめて、
途中駅の入ったルート図を含む提案書を
インドネシア政府に提出していたが、
中国が提出した提案書にも同じデータが入っていた。
またルート上の地点で中国がボーリング調査を行なったことは無く、
日本の提案情報が何らしかのルートで
中国に流れていたのではないかと見られていた。
中国の海外での鉄道建設についてのトラブルは、
比較的多いと言われており、提出資料の完成度がずさんだったり、
金利や建設費用の負担額が当初の予定より増えることもある。
なかなか信頼関係を構築するのは難しい。
【編集:kyo】
-Global News Asia -
記事の内容が重複しているのは、
下の記事は2016年1月31日にアップされたもので、
上の記事が 3月19日のものと、
同じ人が書いた記事を、時系列を逆にして紹介したからだ。
上の記事だけでは事情を理解するには不足していると思ったから
補足のつもりで過去のニュースを付け足した。
インドネシアの高速鉄道の発注に
横槍を入れるように割り込んできて
強引に奪い去るような芸当を目の当たりにさせられ、
茫然自失になっていた日本。
極めて悪質で、悪意に満ちた営業妨害だった。
そして、契約を奪い去った後の中国の無責任さと
豹変する変わり身の早さは、
今度はインドネシア国民が茫然自失とさせられた。
今更日本と契約すれば良かったと後悔されても
早くから地道にコツコツと現地調査を進め、
受注のための努力をまじめに取り組んできた日本の姿を
インドネシア政府は見ていたはずだ。
そんな努力の結晶であるデータも後から参入してきた
中国のデータが同一、または酷似していたことを知った時点で
あれは盗み取られたもので、
邪まな中国の悪意あるやり口であると気づいていたはず。
それでも破格な条件に目が眩み、
日本に対する裏切り行為に等しい選択をしたのは
当のインドネシア政府である。
ハッキリ言って自業自得だ。
今さら後悔されても後の祭りだと云いたい。
でもこういう生き馬の目を抜くようなこともあるのが
ビジネスの世界。
日本は政府も企業も痛い教訓となったろう。
しかし気になるのはフィリピン・マニラ郊外での
鉄道建設の対応だ。
中国が投げ出したあと、日本のODAが工事を受け継ぎ
続行させたのは、悪しき先例となった。
そりゃあフィリピンからは感謝されたろう。
でもあまりにもムシが良すぎる話だし、
受けた日本もお人よし過ぎる。
そんなことがあっての今回のインドネシア。
「途中で中国が投げ出しても
日本が尻拭いしてくれるさ。」
的な発想で契約相手を鞍替えされても
日本は中国の下請けでも、おこぼれ頂戴国家でもない。
「今恩を売っておけば、次回以降は
日本に回帰してくれるさ」とでも思っているのだろうか?
だとしたら甘い!!
中国は同じ手口で何度も日本から仕事を奪い
何度も相手国はだまされるだろう。
目の前に破格な条件を提示され、
「あの時と今の中国は違う。信用してくれ」
と言われたら、コロッとだまされるのだ。
それにしても2000年以降急激に触手を伸ばしてきた中国。
あまりに強引過ぎる行動は目に余るものがある。
その原点となる歴史的準拠は
1405年の第1回から1430年の第7回に及ぶ
「鄭和の南海遠征」にある。
当時としては考えられないほどの大規模な艦隊
(二〇〇余隻とも考えられている)を率いて、
東南アジアから中東・アフリカに至る侵略行為を含む
朝見強要外交が発想の出発点だ。
習近平は明のそうした先例に習い、
強い大帝国の復活を目論んでいる。
そしてそんな中国が一番敵視している国が日本だ。
今後日本がとれる選択肢は
それほど多くない。
どんなに裏切られても、東南アジア諸国に手を差し伸べ
連携・関係強化を図り、中国と対峙してゆく他ないだろう。
前言と矛盾するが、それしかないのだ。
どんなに甘くとも、お人よしでも
その道を進むしかない。
今まで日本は中国に多大な貢献をしてきた。
何度も謝り、援助もしてきた。
それでも中国の対応はこの通りだ。
どんなに中国人が日本で観光旅行をして、曝買いしても
日本が敵国であり、憎むべき民族なのは
永久に変わらないと心すべきだと思う。
関係改善を模索するより
どうしたら「やられないか」を最優先事項として考えるべきだ。
仮に中国との協力・協調関係を再構築ができても
それは中国にとってはうわべだけ。
日本から搾れるだけ搾り取り、力をつけた分、
日本攻撃に使うのだ。
結果、利敵行為になるだけなのは目に見えている。
AIIBにすり寄ろうとする日本の対応に
大きな懸念を持つオヤジが一句。
金を出す 人が一番 誰だって
お粗末。