皆さんはHDDの廃棄ってどうしているだろうか。
PCリサイクル制度があるのでPCメーカーを信頼して、データを削除するだけでPCリサイクルに出しているのだろうか。
一番最初に買ったPCこそメーカー製のノートPCだったが、その後は現在に至るまで4台続けてBTOのデスクトップPCを使っているので、PCリサイクルの対象外なのである。
PCを廃棄するときはHDDを外して、本体を送料負担のみで引き取ってくれるリサイクル業者に送っていた。
3台目のPCはシステムドライブがSSD、データドライブがHDDのファンレスPCだった。
これは売れそうかもしれないと思い、HDDだけを外してSSDはOS初期化して買取に出したら売れた。
こうして手元に残ったSATAのHDD。
最初に買ったデスクトップPCのHDDはATA2台だったが、そのATAのHDDをどうしたのか記憶にない。
SATAのHDDは物理破壊をして不燃ごみにしてしまうのがデータ管理上はいいのだろうが、なんとなく気が引けて、廃棄できていないHDDがたまってしまった。
現在小型家電リサイクル制度ができて、携帯電話やらタブレット端末やらの回収ボックスが小売店などに設置されている。
古いPHS端末を大事にとっておいたが、とって置いても使い途がないので、記念としてとっておきたい数点を残して、初期化できるものは初期化し、小型家電リサイクルの回収ボックスに放り込んできた。
基本的に資源回収が目的の制度なので、端末がそのままリユースされることもないだろう。
スマホやタブレットは売れるものは売って、売れないものは小型家電リサイクルの回収ボックスへということになった。
電源の入らなくなったAndroidタブレットを回収に出そうと思い、回収品目を確認してみると、HDDが回収品目に入っていた。
これだと物理破壊するには気が引けていたHDDを回収に出せる。
手元の使用していないHDDを確認すると、しめて5台。
①Hitachi製 250GB
②Hitachi製 500GB
③WD製 500GB
④Samsung製 1.5TB
⑤WD製 3TB
いまどきテラ単位でないHDDなど完全に使い途がないので、①、②、③は回収へ。
WindowsXPの制限にかからないように中途半端な容量の④も同様。
⑤については、稼働時間はそれなりだが容量が現在使っているバックアップ用のHDDを同じなので一応とっておくか。
さて、HDDの中身を確認してみると、データが削除されているものもあったが、しっかりデータが残っているものもあった。
データ削除の上、HDDをフォーマットするだけではさすがに不安が残るので、データ抹消をフリーソフトでやらないといけないかなと思ったら、持っている玄人志向のHDDスタンド兼デュプリケーターKURO-DACHI/CLONE+ERASE/ESKPにデータ抹消の機能がついていた。
ゼロ上書きかランダム上書きを背面のディップスイッチで切り替える。
とすると、ランダム上書きを2回やった上でゼロ上書きをやれば、NSA方式でデータ抹消をしたことになるってことだね。
最近のデータ復元ソフトは大変強力らしいのでNSA方式はもはや古いのかもしれないが、そのままリユースされることはないだろうからNSA方式でも大丈夫だろうと判断した。
データ抹消ソフトと異なり、PCレスでHDDのデータ抹消ができるので便利。
時間も短くて済むようだ。
長くても5時間まではかからない。寝ている間にデータ抹消が済む。
ディップスイッチの切り替えが少々面倒だが、ボタン一つでデータ抹消が終わるのはありがたい。
進捗状況は25%単位で正面のLEDランプが教えてくれる。
データ抹消をやって分かったことは、古いHDDに連続で書き込むと素手で持てないぐらい熱くなる。
特に③のWD500GBは火傷しそうになるぐらい熱々になった。
データ抹消が終わったHDDの中身を覗いてみると、未フォーマット状態になっている。
これで一応安心して回収へ回せる。
玄人志向のHDDスタンドは、ハードウェアでデータ抹消できる現行モデルはなく、データ抹消ソフトがバンドルされているものだけになっていた。