もうすぐ今年が終わり、酉から戌へ。
そしたら戌年の私は還暦。
酉が終わって戌になるというのに、申の記事を書くのを忘れてた。
申の記事とは、滋賀県にある日吉大社に行ったこと。
@日吉大社
比叡山の麓に鎮座する当大社は、およそ2100年前、崇神天皇7年に創祀された、全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本宮です。
平安京遷都の際には、この地が都の表鬼門(北東)にあたることから、都の魔除・災難除を祈る社として、また伝教大師が比叡山に延暦寺を開かれてよりは天台宗の護法神として多くの方から崇敬を受け、今日に至っています。
@神猿(まさる)
方除・厄除の大社を語る上で欠かせないのが、当大社の神様のお使いである、「神猿(まさる)」さんです。
元来、比叡山に猿が多く生息しておりましたが、いつの頃からか魔除けの象徴として大切に扱われるようになりました。
「まさる」は「魔が去る」「勝る」に通じるようにつけられた名前であり、縁起のよいお猿さんです。
西本宮楼門屋根下の四隅にはお猿さんの彫刻があります。
「棟持猿(むなもちざる)」といいまして、屋根を支えていますが、見張りをしているようにも見えます。四隅それぞれ違うポーズをしています。
お猿さんと人間との関係も深い歴史があるんでしょうね。
元々、進化の過程で分かれてきたものでしょうからね。