大川北岸の公園で3つの碑を見てから、再び天満橋を渡って南岸へ移動。
八軒家船着場の近くに“熊野街道起点の碑”があるという。
それを探しに行くことにした。
@熊野詣
熊野詣は平安時代に貴人(法皇や上皇)の御幸から始まりました。
出発点は京都市伏見区の城南宮であるといわれています。
まず桂川、鴨川、淀川の合流点から船で下り、大阪の渡辺の津、現在の天満橋付近に上陸し、そこから陸路で熊野三山をめざしました。
天満橋南詰めに所在していた八軒家船着場が熊野街道(古道)の起点といわれるのはこのためです。
@熊野街道
街道は、摂津大坂の渡辺津(窪津ともいう。大阪市中央区天満橋付近)を起点に四天王寺(大阪市天王寺区)、住吉大社(大阪市住吉区)を経て、和泉国では並行して走る紀州街道(「孝子越街道」)よりも山沿いを通る。瓦屋村(泉佐野市)~和歌山間は雄ノ山峠を経由し、紀州田辺を経て、中辺路または大辺路によって熊野三山へと向かう道筋だった。京からは渡辺津までは淀川を舟で下った。
街道沿いには、熊野権現を祭祀した九十九王子が設けられ、参詣者は参詣道中の無事を祈念しながら熊野三山への旅を続けた。
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