大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

亀の瀬地すべり

2013年05月24日 | 大阪府
そうそう、カメラのデータを整理してたら、GWに大阪平野の大念仏寺へ行く途中に通過した“亀の瀬”が写ってた。
最近のニュースは、地震や津波の他に火山の噴火まで言い出した。
“亀の瀬”は“地滑り”で有名な場所。
地滑りの再発は???

亀の瀬地すべりの位置は,金剛山地と生駒山地を大和川が東西に横断する峡谷部の北側の丘陵地帯,大阪府柏原市峠にある。
地すべり活動は数万年前からあったが,記録が残されているのは明治以後である。
明治20年に鉄道が敷設されたが, 地すべりによりすぐ廃線のうきめとなり,同23年に再敷設された。
同36年には大和川の河床隆起により,上流地域44.9haが浸水したという。

≪昭和6~7年の地すべり≫
昭和6年9月,夫婦塚の溜池が潤渇した.そして11月21日に夫婦塚の水田に幅1.5cmの亀裂が北東─南西方向に出現した。これが有名な亀の瀬地すべりの発端で, 昭和7年9月までに地すべりは峠地区約32haに及び, 最大累計移動量は,水平方向に53m,沈下量13.54m,河床隆起36m,道路の隆起31.9mに達した。1日の最大水平移動量は52.3cm,同じく河床隆起は38.5cmを示した。関西本線の峠地区のトンネルは完全に崩壊し大和川南岸に移設されて現在に至っている。当時の内務省は大和川南部を開削して河道を拡げ河床隆起に対処した。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 潮汐 | トップ | 千鳥 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

大阪府」カテゴリの最新記事