大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

大台ケ原の倒木

2011年09月04日 | 奥吉野(天川・川上)
昨夜のニュースで,県内(吉野・十津川)でも大きな被害が出ているとのこと。
昨日の記事に書いたように,大台ケ原を含む紀伊山地に降った雨は,奈良盆地には流れてこない。
分水嶺で分かれて,南の熊野灘,西の紀伊水道へ。
奈良盆地(北)へは,飛鳥や多武峯などの盆地の周りの山々がそれを止めている。
だから盆地は水不足。
農業用に溜池が多い。
吉野郡上北山村(大台ケ原?)の累加雨量は1800mmを越えたとか・・・
とっくに私の背丈を越している・・・
今,大台ケ原はどうなってるんやろか?

雨のことは伝えられてるけど,風の影響は???
あの正木峠の倒木たちは・・・

@大台ケ原・正木峠の倒木
正木峠は大台ケ原・東ハイキングコースの途中にあるスポット。
ここでは白く立ち枯れたトウヒの倒木が独特の風景を作り出している。
正木峠はトウヒの立ち枯れが目だって多いところとして大台ケ原でも有名なところ。
もともと原生林が生い茂っていたとされる正木峠に異変が起こったのは、 昭和34年9月26日午後7時ごろに通過した台風15号・伊勢湾台風の影響だという。
南斜面にあり、伊勢湾台風によって吹いた強烈な風雨にまともにさらされた正木峠周辺の木々はかなりの倒壊の被害を受けた様子。
その後生い茂っていた原生林が後退し、苔に変わって笹などが生い茂るようになった。
原生林が後退した原因は諸々あり、中国からの黄砂と共に襲来する酸性雨による被害,大台に生息する日本鹿による獣害などが考えられている。
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 伯母峰峠は分水嶺 | トップ | 大台ヶ原へ・伯母谷ループ橋 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kazuyoo60)
2011-09-04 12:30:53
大塔も家が流されたと先ほどのラジオでした。南部に降った雨は尋常では無いです。この数日で東京や大阪の年間雨量を越えてるそうですね。
何人もの死者、不明者です。1人でも多く助かってくださればと願っています。
見た目や景色は異様とも、綺麗ともですが、過酷な環境には違いないですね。
昨日オーロラ爆発を見ていました。ツンドラ地帯は1m下は永久凍土だとか。針葉樹の一種だけがかろうじて生えてる状態でした。
返信する
Unknown (瓜亀仙人)
2011-09-04 17:50:20
kazuyoo60さんへ
この大台ケ原の倒木の光景を眺めると,いろんなことを思ってしまいます。
自然破壊,酸性雨,食物連鎖,温暖化・・・
まぁ~道路が山頂まで通じたことが根本だと思うのですが・・・
返信する
Unknown (もうぞう)
2011-09-04 19:49:31
紀伊半島南部付近も大きな被害を受けたようですね。
お見舞い申し上げます。
返信する
Unknown (瓜亀仙人)
2011-09-04 21:27:52
もうぞうさんへ
ご心配をかけています。
我が家は一部田んぼの稲が倒れた程度で無事です。
今はもう雨も風もありません。
返信する
伯母谷・・・ (山口ももり)
2011-09-06 10:58:21
婆谷、爺谷ってありますよね。立山への登山口だったか???そんな事思い出しました。
返信する
Unknown (瓜亀仙人)
2011-09-06 18:18:48
ももりさんへ
立山のアルペンルートに行ったのは一昨年の夏でした。
それが嵐でねぇ~
そのことが強く記憶に残っているのです。
返信する

コメントを投稿

奥吉野(天川・川上)」カテゴリの最新記事