ぽちぽち日記

 ウサギ(名前:ちゃま)の事
 育児(jiji/2004.7 生)の事
 毎日の中で思った事 等

小さな命

2009年06月22日 20時50分44秒 | ウサギ
我が家のウサギ(ちゃま)は、もうお年寄り。
年齢的にもいつかはサヨナラしなくてはいけない日が来るだろうと漠然と感じてはいた。

でも長い月日を共に過ごしていたので、頭の中では分かっていたはずなのに、現実味を帯びてくると、やはりそう簡単に受け入れられる訳もなく・・・。

今朝、JIJIが幼稚園に行くのを渋り、一悶着あった(その話はまた後日アップするかも?)

家を出る時にちゃまの首が不自然に曲がってるように感じたのですごく気になった。
でも幼稚園に連れて行かなくてはいけないし、まだ動物病院は開いてない時間なので、とりあえずJIJIを幼稚園へ連れて行き、すぐに家に帰った。

ちゃまの様子は家を出る前よりも酷くなっていた。
すぐに「斜頚」だとわかった。
病院もちょうど始まったくらいの時間だったので、慌ててちゃまを病院へ。

この時はまだ「眼震」は始まってなく、小首を傾げている程度だったが、1時間の待ち時間の間に更に首の曲がる角度が酷くなっていた。
そして「眼震」も始まってしまった。

待っている間に犬がいっぱい来て、特に元気な犬が吠える度に、震えて丸まって、でもバランスがうまくとれずにローリングが始まった。
安心させる為に、ずっと身体を擦っていたら、少し落ち着いたようにも見えた。

診察の時間になる頃には、病院へ来た時よりも酷くなってるのがわかった。

診察結果はやはり「斜頚」だった。
菌が悪さをしているのかどうかわからないけど、その対策の為の薬が出た。
昨日のご飯はあげたままの状態で残っていたので、自力で食べることが出来てないと伝えた。
水は病院に来る前にスポイトで少しあげてきたけど。

「この子の好きな果物のジュースでもいいからあげてみて」と言われたけど、普段から果物系はあまりあげてない。
マンゴーを勧められたけど、確か小さい時にあげた時に拒否された。
イチゴなら食べるけど、今の時期もうないよね。
リンゴジュース、パインジュースの100%のものを選んであげるように言われた。
神経系の病気にはビタミンBが大切って。
犬や猫には詳しい獣医さんは多いけど、ここの先生はウサギも詳しい気がした。
でもお腹の状態とか触ってみなかったけど大丈夫かな?
ちゃまの呼吸は聴診器を当てて調べてくれて「呼吸は正常」と教えてくれた。

「犬や猫と違って小さい身体なので、何も食べれない状態が続くと4~5日も持たない。とにかく何か好きなものをあげてください」って。

「4~5日も持たない」っていう言葉がすごく心に刺さってしまい、涙が出そうになった。

それから先生は言葉を選びながらも、「斜頚は完全に治ることは難しい。治ったとしても脳障害が残り首が曲がった状態のままかもしれない。でもこの子の年齢からして、体力が持つかどうかが心配。なるべくストレスがかからないようにしてあげて下さい」と言われ、8日分の薬が処方された。

この動物病院の受付の人は、ウサギを飼っていたことがあるらしくて、すごく適切なアドバイスをしてくれた。
その人が飼ってたウサギも斜頚になったらしく、1年くらい頑張ってくれたそうだ。
でもその間に何度も再発したけど、薬を飲みながら、眼震は治まったって。

眼震は人間で言うと車酔いをしているような感じで、すごくウサギにとっては気持ちの悪いことなのだそうだ。
実際に見ていても、とても辛そうに見える。
薬を飲み、眼震は少し治まった気がする。

でも首は相変わらず傾いている。先生の話だと薬を飲んだからと言ってすぐに治るわけではなく、薬の効果が出るまでに1週間くらいかかるって。

確かに今も首が傾いている。
薬をあげる時はNIJIと二人掛かりだったけど、さっき私1人でもあげる事が出来た。
というのも、こんな状態でも食欲があるらしくて、口元で匂いを嗅がせてあげた後だと、ジュースも座った状態で注射器で飲んでくれる。
パインのジュース。
ブロッコリーも食べた。
ふやかしたペレットは私の手からペロペロとなめとって、その後ガツガツと食べてくれてた。
なので、抱っこせずにあげる事が出来る。
抱っこが苦手な子なので、ストレスもそれほど与えずに出来てる。

でもやっぱりバランスがとれずにローリングをはじめ、何度も転び。
毛繕いも出来ない。
見ていてとても本当にツライ。
でも小さな身体で、こんな状態になってもいっぱい食べて頑張ってくれてるちゃま。
出来る限りのことをしてあげたいと思う。

私は結婚後、地元を離れ、すごく寂しい思いをしていた。
子供もいなく、NIJIは仕事が忙しくて、いつも寂しかった。
でもこの小さなちゃまがいっぱいの出会いと、幸せをくれた。
ちゃまがいてくれたから、楽しいこともいっぱいあった。
私の中では、ちゃまがいて当たり前の日常。

でもそれは当たり前のことではないのね・・・。

JIJIもそれなりに感じている。
JIJIが幼稚園から帰ってきた時に「ちゃまちゃんは病気になったから病院へ行ってきたよ」と教えた。そして、なるべくちゃまの前で大きな音を出さないように伝えた。
「ちゃまも家族だ」とJIJIには小さい頃から教えてある。
JIJIはウサギアレルギーなので近付かないように言ってるので、あまり接触したことはないけど、JIJIも「○○(名字)ちゃま」と言ったりして『家族』と認識してるようだ。

首を傾げてるちゃまを見て、「ホントだ。病気? 首が曲がっとるね」「注射したら治るんじゃない?」
「ちょっと疲れてるんじゃない?」「寝たら治るんじゃない?」
色々とアドバイスしてくれる。

「オレは熱が出たらお尻にダイアップ(痙攣止めの薬)を入れんといけんけど、ちゃまちゃんはウサギやけぇねぇ~」と悩んでいた。

投薬する時もJIJIは「見ていたい」というが、喘息が出始めているので「見るならマスクして」と注意しなくてはいけない。

今日はお風呂で「どんなに小さな虫にも命がある。だから踏んじゃいけんのよ。園長先生が教えてくれた」と言っていた。

「ちゃまにも命があるんよ。JIJIにも、お母さんにもお父さんにもね。だから皆、大切にしなきゃね。今、ちゃまちゃんは病気と闘ってるんよ。だけ、JIJIも応援してあげてね」って言ったけど「ちゃまちゃんにも命があるん?」と言っていた。

まだ4歳児(もうすぐ5歳)、分かってるようで分かってない・・・ような、分かってないようで分かってるような。。。

ちゃま、少しずつしか食べれないから、またペレットをふやかしてあげてみよう。
ジュースもね。
薬はさっきあげたから大丈夫よね?

支離滅裂な文章ですが、お許し下さい。

今のちゃまの画像をアップしてもいいのか悩んだけど、頑張ってくれてるから載せてみた。
投薬後、NIJIに抱っこされて落ち着くまでずっと擦ってあげていたら、安心したようにNIJIのお腹にくっついていた。
小さな命を預かった私達。出来る限りのことをするから・・・。
どうか治りますように。。。

斜頚のウサギの介護について、もっと色々と調べてみようと思う。