日本映画専門チャンネルで映画『田園に死す』は放映される。
これは見ないわけにはいかない。
ずいぶん昔のこと。映画『田園に死す』をレンタルビデオで見た。
何年かして息子と恐山に行ったが、その恐ろしさは例え用が無かった。
骨色の岩の陰に隠れると,わたしたちは現世から遮断された。
映画の中でも、わたしたちが歩いた恐山でも、風車がまわり続ける。
ただただ風のヒュルルンといううなりと物悲しい風車のからからとまわる音が寒々と響いてくる。
骨色の岩を歩くと風に痛めつけられた前掛けの朱が目に留まる。
もう二度と行くのはこりごりであるような、もう一度行ってみたいような、何かに導かれる恐山とは一体どういう訳なのか?
寺山修司の描く映画『田園に死す』をもう一度機会があれば見てみたいと思い、方々のレンタルビデオ店で探していた。
そしてこの一月にテレビで見られることを知る。
これもまた縁。
今回は録画の上CDにでも焼き付け得とくことにしよう。
映画『田園に死す』を独り占めに刷るのはもったいないと思い、ここに記録した。
興味のある方は日本映画専門チャンネルなどの手続きの上、是非ご覧下さい。
ただし好みの映画でなかったとしても責任は負いかねますので、あしからず。
2010年01月24日(日) 28:00
2010年01月27日(水) 24:00
2010年02月08日(月) 28:00
2010年02月13日(土) 27:00
http://www.nihon-eiga.com/prog/001152_000.html
日本映画専門チャンネルから転載させていただきました ▼
田園に死す
(C)ATG
ATG・アーカイヴ
※本編前には、作品を紹介する3分間のチャンネルオリジナル番組がつきます。(下の「上映時間」は、本編のみの時間です。ご注意ください。)
寺山修司が自身の代表的歌集「田園に死す」を映画化した作品。寺山の少年時代を回顧した自伝的色彩の濃い作品。子供時代の母親との関係や、さまざまな出来事の回想・イメージが、映画監督(菅)になった現在の"私"にモザイク的に襲ってくる。サーカスで見た空気女、怪力男、一寸法師、蛇使いの女。恐山の巫女、父親の霊。隣に住む美しいお嫁さん、化鳥(八千草)と駆け落ちする夢、馬小屋で出産する若い女・・・。"私"は、二十年前の自分と一緒に過去をひとつひとつ検証していくが・・・。
出演 菅貫太郎/八千草薫/新高恵子/原田芳雄
監督 寺山修司
原作 寺山修司
脚本 寺山修司
公開年 1974年
上映時間 103分★
カラー カラー
上映時間の横に★印がある場合は確定した上映時間です。それ以外は目安の時間となります。(初回放送のおよそ2週間前に確定します)
2010年01月24日(日) 28:00
2010年01月27日(水) 24:00
2010年02月08日(月) 28:00
2010年02月13日(土) 27:00