乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『法隆寺の聖徳太子絵伝を絵解く 二つの太子絵伝 国宝絵殿障子絵伝と四幅絵殿 絵解きの試み』

2013-11-20 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風


 


 『法隆寺の聖徳太子絵伝を絵解く 二つの太子絵伝 国宝絵殿障子絵伝と四幅絵殿 絵解きの試み』


  2013年11月4日(月)
  いかるがホール 大ホール

<司会・コーディネーター>
   阿部 泰郎  (名古屋大学大学院教授)
<講 演>
   土屋 貴裕  (東京国立博物館学芸員)   他
<共 催>
   科学研究費補助金基盤研究


 聖徳太子絵伝が創りだした壮大でユニークな太子の世界観。
 ”絵解き”を参考にしながら、解明を試みます。


 

 

 

 

 


 十一月初旬
『法隆寺の聖徳太子絵伝を絵解く 二つの太子絵伝 国宝絵殿障子絵伝と四幅絵殿 絵解きの試み』を聴く。

 今年の夏には四日間連日の某講義を拝聴し、その講座のいっかんとして、法隆寺の絵殿で絵伝を拝見させていただきました。
 
 今回はその時みることので来た嘉元3年(1305年)と、東京国立博物館に所蔵されている延久元年(1069年)の聖徳太子絵伝のお話をスライドをまじえてお話ししてくださいました。
   

 また、東京国立博物館に所蔵されている延久本聖徳太子絵伝をデジカル化して法隆寺東院伽藍 絵殿内部にはめ込むといった面白い試みであり、また、貴重といえる映像も拝見させていただくことができました。
 

 映像を前に聖徳大使絵伝の一部分の絵解きをきくことがで来ました。
 読み解いていただくお二人の二カ所は違う部分でした。しかし、読み解かれる方により、研究テーマが違うのか、重きを置く部分が異なり、たいへん興味深くためになる絵解きをおきかせいただけましたことを嬉しく思います。ありがとうございました。

 下の二つが、昨年の後半にわたくしの人生で初めて経験させていただきました絵解きでございます。
 
  『「親鸞聖人絵伝」の絵解き』 梛野 明仁 師 本澄寺(龍谷大学大宮学舎本館)
  『大地獄絵開帳(適時住職による絵解き説法)』 長岳寺本堂
 そして今年またこのような試みを楽しませていただくことができ、光栄に存じます。


 関係者のみなさま、貴重な経験をありがとうございました。
 御礼申し上げます。
  

 

しょうとくたいしえでん【聖徳太子絵伝】 とは
 太子信仰に基づき聖徳太子一代の伝記を描いた絵巻。
 太子の伝説絵は,法隆寺絵殿の障子絵など壁画の形式をとるもののほかに絵巻形式,掛幅形式のものなどがあり,相互に関連しあってバラエティに富んだ各種の作品が生み出された。
 なかでも鎌倉時代には,新旧の両仏教諸宗派による太子信仰の高まりの中で,数多くの太子絵伝の成立をみた。
 現存する絵巻作例のうち,最大規模のものは京都堂本家本10巻で,〈入胎〉から太子薨後の〈入鹿(いるか)誅殺〉までの64事跡場面が描かれている。





 絵図は全て講義当日にいただいたパンフレットよりお借りしました。



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映画『カリガリ博士』  2

2013-11-20 | 映画



 映画『カリガリ博士』(原題:Das Kabinett des Doktor Caligari)をみた後に、いろいろな思いがよみがえったわたくし。
 民話や画集を開いたり、似た映画を思い浮かべたり、安部公房氏の『安部公房の劇場 七年の歩み』(安部公房スタジオ)を読むのは至福のひとときだよ。

 上に書いた中では、映画『カリガリ博士』(原題:Das Kabinett des Doktor Caligari)より前は民話。映画『カリガリ博士』他多くの優れた作品(芸術)は、優れた作品(芸術)を描き出す力に導くのだね。



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テレビで歌舞伎『壽祝歌舞伎華彩~鶴寿千歳』『たぬき』『當年祝春駒』『雪暮夜入谷畦道~直侍』

2013-11-20 | TVで 歌舞伎・能楽
 
   (ちょっとすてきな器にみえない?みえないって?
    以前乱鳥がひねった信楽焼でごじゃりました。  )





 『壽祝歌舞伎華彩~鶴寿千歳』『たぬき』『當年祝春駒』『雪暮夜入谷畦道~直侍』(観た順)

 

 今週の月曜と火曜のこと。テレビで『壽祝歌舞伎華彩~鶴寿千歳』『たぬき』『當年祝春駒』『雪暮夜入谷畦道~直侍』の四演目を観た。

 二日にわたってのことだが、これだけ観ると、南座の顔見せくらいのボリュームが有る。
 質も量も、たいへん満足した。
 テレビとはいえ、芝居や舞踊は面白いね☆

 


 『壽祝歌舞伎華彩~鶴寿千歳』

出演:坂田藤十郎 中村魁春 市川染五郎
2013年
23分
カラー
今年4月に新開場した歌舞伎座から、第一部の幕開きを飾る舞台をお届けします。「鶴寿千歳」は、昭和3年に行われた昭和天皇の即位の大礼を記念して作られた筝曲の作品で、その後慶事の折に再演されてきた。歌舞伎座開場を祝うにふさわしい一幕を、人間国宝で日本俳優協会会長の藤十郎ほかの出演でご覧いただきます。所は甲州鶴峠の山中。辺りの巌には常磐木の松が生い茂っている。ここへ鶴が現れ目出度き御代を寿いでおごそかに舞を舞うのでした。(2013年/平成25年4月・歌舞伎座)


 『たぬき』

出演:坂東三津五郎 中村福助 中村扇雀 中村橋之助 市川門之助 齋藤勇一郎(現・坂東小吉) 中村信二郎(現・錦之助) 坂東彌十郎 中村東蔵 中村勘九郎(十八世勘三郎)
2004年
90分
カラー
大佛次郎作の新歌舞伎。幕末の江戸を舞台に、人の世に嫌気がさした男がひょんなことから全てを捨てて人生をやり直す。表からは見えない人の心の裏側を、たぬきの化かしあいにたとえてリアルに描いたちょっと皮肉な味わいの人間喜劇。三津五郎の金兵衛、福助のお染、勘九郎(現・勘三郎)の太鼓持蝶作で。 江戸深川の埋立地。柏屋金兵衛は、婿養子の身でありながら放蕩三昧の末、流行のコレラで死ぬが、なんと火葬場で息を吹き返してしまう。一度は家に帰ろうとする金兵衛だが、家付き娘の本妻に頭の上がらない家を捨て、妾のお染と新たな人生を送ろうと考え直す。しかしお染の家にいってみるとそこにはなんと情夫がいて…。(2004年/平成16年12月・歌舞伎座)


 『當年祝春駒』

出演:中村獅童  中村勘太郎(現・勘九郎) 中村七之助 中村種太郎(現・歌昇)  中村歌六
2007年
19分
カラー
工藤祐経(歌六)を親の敵と狙う曽我五郎(獅童)と十郎(勘太郎=現・勘九郎)の兄弟は、馬の頭部を付けた跨り棒=春駒というおもちゃの行商人に姿を変え、舞鶴(七之助)の手引きのもと、工藤の館に入り込みます。曽我物の登場人物たちによる、晴れやかな祝儀舞踊です。(2007年/平成19年4月・歌舞伎座)


 『雪暮夜入谷畦道~直侍』

出演:尾上菊五郎 尾上菊之助 市村家橘 市川團蔵 澤村田之助
2008年
70分
カラー
お尋ね者の片岡直次郎は、入谷の蕎麦屋で恋人の三千歳を療治する丈賀と出会い、三千歳への手紙を託す。そして三千歳のいる寮へ向かう途中、直次郎は共に悪事を働いた暗闇の丑松に呼び止められ、互いの無事を祈って別れるが、丑松は直次郎の訴人に駆け出す。一方、直次郎との再会を喜ぶ三千歳に直次郎は別れを切り出し、三千歳がいっそ殺してくれと訴えるところへ追っ手が迫り…。 情緒ある清元に乗せて二人の儚い逢瀬が濃艶にくり広げられる。定評ある菊五郎の直次郎に、菊之助の三千歳、田之助の丈賀で、河竹黙阿弥の名作をお届けする。(2008年/平成20年10月・歌舞伎座)




 データーは全て衛生劇場公式HPより


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