『熊野権現縁起絵巻』 8 后たちは次の手を講じ、九百九十九人の長身の醜女を鬼形にして、五衰殿に乱入させる。悪王子懐妊を悲しむ諸神仏の使いだと叫ぶ声。殿舎の内では、王の腰元に女御が付す。灯をともした鉄輪を被る女の姿が、后たちの嫉妬の深さを象徴する。 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
后たちは次の手を講じ、九百九十九人の長身の醜女を鬼形にして、五衰殿に乱入させる。悪王子懐妊を悲しむ諸神仏の使いだと叫ぶ声。殿舎の内では、王の腰元に女御が付す。灯をともした鉄輪を被る女の姿が、后たちの嫉妬の深さを象徴する。
17頁、18頁
『熊野権現縁起絵巻』 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
川崎剛志:解題・翻刻
高橋修 :附説
1999年
96頁
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