見出し画像

乱鳥の書きなぐり

夏、茶色の花穂のガマ      (3景)  



南こうせつ/サマーピクニック・ファイナル [14/14]






       ガマ

















 池や沼などの浅い水中に群生して生える。

 夏から秋にかけて、茶色の花穂が目立つ。

 冬になるとこの花穂から綿毛出て、飛び散る。

 1本の花穂から出る綿毛 には約10万個の種があるとのこと



 昔はガマで むしろを作ったことから 「くみ」(組)と呼ばれ、次第に「かま」になり「がま」になった。

 また、昔、ガマの綿毛を寝具に入れたことから漢字は「蒲」(蒲団)の字をあてた。

「蒲鉾(かまぼこ)」は、もとは竹輪のような形をしており、ガマの花穂に 似ているので、「蒲」

 或は、 「蒲焼(かばやき)」は、うなぎを筒状に切って焼いていた形がガマの花穂に似ていたことからともいわれている。



 ガマの花粉は止血、利尿の漢方薬になる。

 けがをした”因幡(いなば)の白うさぎ”は大国主命(おおくにぬしのみこと)の指示でガマの穂にくるまり、その花粉で止血して傷を治した(「古事記」)

                                     花300さん参考







      2011年7月31日 奈良にて



名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「乱鳥徒然 Rancho's room.」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事