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乱鳥の書きなぐり

D-TOX

        D-TOX





                 楽しめど   ★★☆☆☆




               制作  2002年
                   アメリカ・ドイツ

               監督  ジム・ギレスピー

               キャスト  シルベスター・スタローン
                     チャールズ・S・ダットン
                     クリス・クリストファーソン
                     ロバート・パトリック   他

               上映時間  1時間36分










 警官のみ九人も異常な殺され方をされる、猟奇的な殺人事件が相次ぐ。


 FBlの捜査を相手の犯行は明白。

 姿を隠し証拠も残さない犯人に捜査は難航。

 それは捜査官マロイ(スタローン )への挑発であり挑戦であった。

 犯人の狙いはマロイ。

 彼をおびき出す手段として、彼の恋人をも残虐に殺す。。




 愛する者を失い、時が流れても尚、心の深い傷を癒せないマロイはは酒に入り浸り、自殺をも企てる。




 見かねたFBIの同僚は警察の上層部しか知ることのない厳寒の地ワイオミングに彼をつれていく。

 まさしく秘密施設D-DOXである。




 D-DOXには精神のバランスを失っ手入るが、精神的バランスを喪失した各国の優秀な警官たちが収容されていた。

 事件はこのD-DOXでさえも、残虐に繰り広げられる。




 マロイはD-DOXの中での連続殺人は自分に関連していることに気づき、犯人を突き止める。

 しかし相手も一足先に気が付き、自分の独房に間朗を閉じ込める。

 マロイはそこで、相手の所持品から彼が犯人と確信。

 愛する恋人の為に買った指輪を利用して、換気口から脱出。

 犯人を皆に告げるが、その後も次々と殺されていく。




 恋人を失ったあの時と同じだ。

 犯人はマロイの信頼している女医にまで魔に手を差し出す。

 マロイは業務をまっとうするという意思と同時に、自分の身の危険をかけて、彼女を全身ぜんいで守り抜く。

 マロイは難を逃れ、
「見るがいい。」
と複数の鋼の出たぜんまいに正面から犯人を放り投げ突き刺す。

 そして、彼はこの瞬間救われた。

 マロイは女医を助けることによって、酒の依存症と自殺願望、そして根底にある彼女を殺してしまったという自己嫌悪から、解き放たれた。
 



 

 それは同時に彼の第二の人生の始まりなのだ。

 



『ことは終わりを告げた・・・』
 マロイは一人微笑む。
 そして・・・・



 マロイは彼女のために買っていた、命の救い手ともなった指輪のネックレスを首からはずし、雪の積もる糸杉の枝にかけていく。

 全ての悪夢は雪が消し去ってくれることであろう。

 後は長い雪の後の身近な春を待つばかりである。

 彼は白い道をたどり、残されたD-TOXの連中の元へと急いだ。






この映画はグレーホワイトの使い方が上手かった。

 猟奇的な残酷なシーンは複雑な色、恐怖の静けさのシーンではグレー、最後はホワイト。

 グレーは茶と同じく一歩間違うと汚らしい色に成り下がってしまうが、上手く表現されていた。

 途中、殺人後の残酷な場面や肉のつるされた場面は『羊たちの沈黙』、瞼をめくると記されていた『お前を見ている』は『・・・・』(劇場で観たのですが何でしたっけ?爪の中にメッセージがはめ込まれていた映画だったのですが・・・)を思わせた。



 
 私は過去にシルベスター・スタローン の作品はあまりみていないのですが、彼の作品の中では結構楽しめた映画だったように思います。
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