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乱鳥の書きなぐり

モーリス・センダック『 かいじゅうたちのいるところ 』 2010年1月15日映画公開



          モーリス・センダックの 『 かいじゅうたちのいるところ 』



 来年の1月15日、映画『 かいじゅうたちのいるところ 』が公開される。

 こどもが幼かった頃を思い出す。

 懐かしいな。

 これは見たいな。


 モーリス・センダックといえばこどもたちにせがまれて読んでいた。

「かいじゅぅたちのぅー いるところぉーーー。」

「チキンスーープゥー ライスイリィイィーーー。」
などと言う台詞を独特の抑揚をつけて演じてやると、喜んだものだ。


 わたしのこどもたちは
   『 かいじゅうたちのいるところ 』
   『 チキンスープ・ライスいり 』
に加えて
   『 まよなかのだいどころ 』
   『 7ひきのいたずらかいじゅう 』
   『 まどのそとのそのまたむこう 』
   『 そんなときなんていう 』
   『 ピエールとライオン―ためになるおはなし 』
   『 子いぬの かいかた しってるかい? 』
   『 おふろばをそらいろにぬりたいな 』
なども好んで読ませたしこどもたちも自分で見ては楽しんでいた。


 ある日友だちが相談してきた。

「子どもに本を見せてあげたいが、何かおすすめはある?」

 わたしは迷わずセンダックの『 かいじゅうたちのいるところ 』と『 7ひきのいたずらかいじゅう 』を選ぶ。

 こどもたちがとにかく喜ぶことを伝えた。


 友は絵本を取り上げつぶやいた。

「子どもに怪獣では教育上よくないかも知れない。」


 わたしは次に木村泰子の
   『 たべちゃうぞ 』
   『 まなつのおんがくかい』
   『 つきよのメロディー 』  木村泰子 他
を示した。

 友人は一言、
「魚が歩くのはおかしい。」
とつぶやいた。


     【ちいぃさなさかながー あるいてくぅー
      とっとことっこと あるいてくぅうぅーー
      猫が見つけて がおぉおぉーー たべちゃうぞおぉおーーーー】(わたしのリズム)
は絶品だと思いつつ、一般受けもするみんなが愛する絵本名作の『ノンタンシリーズ』をプレゼントした。

 今となっては懐かしい思い出のひとつだ。


 さて、映画『 かいじゅうたちのいるところ 』はどのように演出されているのだろうか。

 娘に話すと、懐かし佐の余り、目をしばしばさせていた。

 こどもに思い切り絵本を読んでおいてよかったと感じた瞬間だった。


 ネットで調べると、絵本の雰囲気に合う怪獣。

 素敵だ。


 絵本は素晴らしい。

 学生時代に京都の丸善に足繁く入り、楽しんだ絵本。

 そうだ。

 来年は絵本を楽しむゆとりを持ちたいな。

 子どもも大きくなったことだし、今度は自分のために絵本を読もう。



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