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乱鳥の書きなぐり

10: 『暮らしの中の文化人類学』《平成版》   波平恵美子 著  株 出窓社

記録だけ  

 

2009年度 10冊目  

 

 『暮らしの中の文化人類学』《平成版》

 

  

 波平 恵美子 著

 株 出窓社

 1999年10月22日

 213ページ 1429円+税

 

 本日『暮らしの中の文化人類学』《平成版》を読了。

 これがなかなか興味深い内容が多く面白い。

 女性らしい決めの細やかさで、丁寧に書き上げられている。

 

 個人的に興味深い項目としては、つぎのようなもの。

 1,節約と浪費の生活律で、ハレとケとの関連性を示されていた。

 2,女の性と霊力での、女性の不浄性。

   山や鳥居、女の家、漁における女性隔離など。

 3,若ものをめぐる問題の若者の性での夜ばいなどの問題や行われ方は具体的で、知らない事が多く書かれていた。

 

 波平 恵美子さんはなかなか面白い内容を取り上げられていた。

『ケガレ=不浄』説は本書でも注目していたが、今 著者の説明を読むと、注目を集めたとのこと。

『ケガレの構造』(青土社)『ケガレ』(東京堂)は読んでみたいと感じた。

 

 

 波平 恵美子

  1942年 福岡生

  お茶の水女子大教授

  専攻 文化人類学

  九州大学教育学部卒

コメント一覧

深堀大三郎 様
『暮らしの中の文化人類学』《平成版》
『暮らしの中の文化人類学』《平成版》は深堀大三郎さんに是非お勧めしたいと思っておりました。

簡単ではありますが20ページほどをさいてハレとケと消費の関係を書かれていました。

夜ばいにおきましては日本古来からのしきたりや決まり事、実際の事実関係なども書かれていました。

お時間があるようでしたら、是非楽しんでみて下さいね☆★☆

真面目に取り組まれた細やかな配慮のある秀作です。

深堀大三郎様、コメントをいつもありがとうございます。
とても嬉しいです。
深堀大三郎
若者の性
ススキの写真、きれいですね。
こんな写し方もあるんですね。
この本は、是非読んでみたいです。
なんたって「夜ばい」なんて、僕らの時代の話ですよ。
学問的に取り上げられるなんて、想像もしていませんでした。
今では、死語となっているのではないでしょうか。まだ風習として残っているところがあるのでしょうか。
いや全く驚きました。
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