『ギリシア神話』38 ヘーラクレース十二功業11 「ヘスペリデス(「夕べの女」(の意味)の黄金の林檎」 (神は礼としてヘーラクレースに自分で林檎を取りに行かず、アートラースのところに行き、アートラースに蒼穹をとって来させると良い。)
『ギリシア神話』(高津春繁著 岩波新書)のヘーラクレースの第十一 十二功業「ヘスペリデス(「夕べの女」(の意味)の黄金の林檎」では次のように書かれている。
「ヘスペリデス(「夕べの女」(の意味)の黄金の林檎」
ヘスペリデス(「夕べの女」(の意味)の黄金の林檎はゼウスがへーらーと結婚した時、大地(ガイヤ)が送った。
山の自分お娟に植える。
番人は、百頭竜ラードーンと、 ヘスペリスたち。
百頭竜ラードーンは、テューボーントエキドチから生まれた。
ヘスペリス:美しいニンフ
ニンフたちに道を尋ねると、海の老人ネーレウスに聞くように言った。
ヘーラクレースは眠っている海の髪を襲い、あらゆる姿に変えるのを捕えて、園の道を教えるまでに放たなかった。
ヘーラクレースは
プロメーテウスを苦しめている大鷲を射落す。
巨人神を解放
神は礼としてヘーラクレースに自分で林檎を取りに行かず、アートラースのところに行き、アートラースに蒼穹をとって来させると良い。
アートラースはティターン親族とオリムポス親族の先頭に加わる。
罰として、蒼穹を背負わせた。
アートラースはヘスペリスから三つのリンゴをもらう。
çは、また蒼穹を背負うのを嫌い、林檎はエウリュエウスのよころに持っていくから、蒼穹はヘーラクレースに持たすように言った。
ヘーラクレースはプロメーテウスの助言によって、円座を頭に乗せる間、蒼穹を持ってくれとはいう。
アートラースは騙され、林檎を地上に置き、蒼穹を受け取る。
エウリュエウスは林檎を受け取り、アテーナがそれを受け取る。
アテーナは林檎を、また元の園に返した。
林檎をその園以外に置くことは法に反するからである。
「ヘスペリデスの黄金の林檎」(ウィキペディアでは)
ヘスペリデスの居場所を知らないヘーラクレースは水神ネーレウスと取っ組み合い、これを捕まえた。
ネーレウスは怪物や水、火などに変身して逃れようとしたが、ヘーラクレースが捕らえて離さなかったため、やむなく場所を教えた。
黄金の林檎は百の頭を持つ竜ラードーンが守っていたが、ヘーラクレースはこれを倒して林檎を手に入れた。
ラードーンは、りゅう座となった。
一方アポロドーロスは全く異なる伝説を伝えている。
ヘーラクレースは、人間に火の使い方を教えたためにゼウスに罰せられてカウカーソス山に縛り付けられていたプロメーテウスを救い出して、助言を請うた。
プロメーテウスは「ヘスペリデスはアトラースの娘たちだから、アトラースに取りに行かせるべきである」と答えた。
アトラースは神々との戦いに敗れ、天空を担ぎ続けていた。
ヘーラクレースがアトラースのところに赴き、ヘーラクレースが天空を担いでいる間に林檎を取ってくるよう頼むと、アトラースはこれに従い林檎を持ち帰った。
しかし、再び天空を担いで身動きできなくなるのを嫌って、自分が林檎をミュケーナイに届けると言い出した。ヘーラクレースは一計を案じ、頭に円座を装着してから天空を支えたいので少しの間天空を持っていてほしいと頼んだ。
承知したアトラースが天空を担いだところでヘーラクレースは林檎を取って立ち去った。 と、ある。
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十二功業(十二の功業)
ネメアーの獅子
レルネーのヒュドラー
ケリュネイアの鹿
エリュマントスの猪
アウゲイアースの家畜小屋
ステュムパーリデスの鳥
クレータの牡牛
ディオメーデースの人喰い馬
アマゾーンの女王の腰帯
ゲーリュオーンの牛
ヘスペリデスの黄金の林檎
地獄の番犬ケルベロス
十二功業 十二の功業とは
ギリシャ神話の英雄ヘラクレス(Heracles)が自身の妻子などを殺してしまった罪を贖うため、アポロン(Apollon)に神託を仰いだ結果として行った12の困難な業のこと。エリュマントスの猪やケルベロスの捕獲などが有名である。本来神託で命じられたのは「10の功業」であったが、2つが認められなかったために12の功業となった。
ヘーラクレスの誕生
キタイローン山の猪狩り
オルコメスの征服
狂えるヘーラクレス
十二功業
十二功業後の遠征
オムパレー
トロイエー遠征
アウゲイアース王征服
ピュロス攻略
ヒッポコオーン征服
デーイナネイラ求婚
ネッソス退治
ドリュオプス人及びラピテース人の戦い
ペレルガ(副功業)
ケンタロス退治
エウリュティオーン退治
キュウノス、アンタイオス、プーシーリス退治
エーマティオン退治
プロネーテウスの解放
リュカーオーン退治
オイカリア攻めとヘラクレースの死
オイカリア攻めとヘラクレースの後裔
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通常、12神の神々は
ゼウス
ゼウスの妻ヘーラー
ゼウスの娘アテーナー
アポローン
アプロディーテー
アレース
アルテミス
デーメーテール
ヘーパイストス
ヘルメース
ポセイドーン
ヘスティアー
『ギリシア神話』 高津春繁著 岩波新書 参考
ウィキペディア 参考