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乱鳥の書きなぐり

105:『日本絵巻物全集 別冊 2』から「鼠草子」(フォッグ美術館蔵) 影印(3枚)角川書店

     (絵の中には確かに猫がいる。右下女性三人(三角)の真ん中)




 日本絵巻物全集  角川

  105:『日本絵巻物全集 天神縁起絵巻・八幡縁起・天稚彦草紙・鼠草紙・化物草子・うたたね草紙 』「鼠草子 フォッグ美術館蔵 」影印(3枚)




『日本絵巻物全集 天神縁起絵巻・八幡縁起・天稚彦草紙・鼠草紙・化物草子・うたたね草紙 』より「鼠草子 フォッグ美術館蔵 」影印

 日本絵巻物全集 別冊 2

 角川書店 1981.2

 島田修二郎 編者












 以前楽しんだわたくしに絵巻物を好きになるきっかけを与えれくれた『篠山本 鼠草子』は正体を鼠と知った姫(女房)が仏門に入るという内容だった。

 この筋書きはおそらくサントリー蔵の『鼠草子』にも見られる。

 同じ無いようだと思い手にとった角川書店の日本絵巻物全集 別冊 2に収められている『鼠草子』は、『篠山本 鼠草子』『鼠草子 サントリー蔵』とは違い,結婚し女の家に住むのだが,女房の家の飼い猫に噛まれ,鼠の正体をあらわす。

 女房はおぞまし矢と思いながらも,未練のあるようすに、何となくほろりとさせられる。


 同じ題『鼠草子』と言えども,このように筋書きが変わるというのは誠に面白い。





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