あなたがたも互いに愛し合いなさい。(ヨハネの福音書13章34節)
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庭のカサブランカ
昨日、外出から帰れば訃報が。今年春、父の従弟の子という薄い親戚の
Aネエチャンが春に亡くなったとの事!本当に幼い頃が1度に蘇る。私の
3~5歳始めの頃まで両親を失った15歳の彼女を我が母は引き取った。
戦争が過酷になる寸前の夏、ネエチャンは自分の若い姿を写真に写したか
ったのか、私の手を取り、不便で駅まで50分から電車に乗って、京都へ。
家に写真機なんてない時代。写真館で大きく真ん中に〇のある写真機が怖か
ったけど頑張って睨んだ。今もその写真が可愛くアルバムにあります。その
時四条河原町の角で迷子になりそうで泣いた事も思い出される。また翌年
春、大阪大空襲で狭い防空壕で母と3人で一晩入って怖かった事も。物心つ
いたのがAネエちゃんと共にあった。だからショックで痛恨の思い。
しかし早くに結婚したものの、苦難続き。時代背景も飢餓の時代。唯でさえ貧しかった彼女。道楽な夫で苦労の連続。涙もろい彼女はいつも泣いていた。
子供はなんと6人与えられた。途中あの因習深い村から城陽に引っ越せたのは
大きな恵みだった。子供達は彼女に似て皆良い子に育ったと思う。親戚は
多くこの世での成功者は多いけど、ネエちゃんは殆どが貧しかった様子。
でも最も優しい人でした。