みやぎ野菜ソムリエの会

会員同士の相互交流と情報発信を目指し、各種勉強会、産地の視察研修等を自主的に行っていく野菜ソムリエ会員のコミュニティです

【宮城の旬野菜おすすめレシピ】10月、『秋刀魚と旬の野菜』

2013-10-27 21:55:24 | 料理研究部会のブログ

こんにちは、料理研究部会です。毎月恒例となりました「宮城の旬野菜おすすめレシピ」の

今月のテーマは、今が旬のサンマと旬の野菜です。

レシピをご紹介する前に、宮城県のサンマについて少しお話しましょう。

 今年も,秋の味覚サンマが先月11日、気仙沼漁港に今季初めて水揚げされました。

今年は,海水温が高く、群れがなかなか南下せず、初水揚げは昨年より8日遅れた

そうです。
 
宮城県のサンマは、女川と気仙沼で多く水揚げされています。県全体の水揚量は、
 
全国トップクラスで例年8万トン。
 
震災以降は、平成23年で過去3年平均の19%、平成24年で43%と徐々に
 
回復してきています。
 
今シーズンのサンマの量は前年を上回り、魚体も大きいと予測されているので、
 
今年は脂ののったおいしいサンマがより手頃な価格で楽しめそうです。
 
(食材王国みやぎ通信より)
 
旬の味覚さんまと,旬の野菜のコラボによる,おいしい宮城の楽しみ方を,
 
地元宮城の野菜ソムリエが提案します。
 
それでは、レシピの紹介です。

 

秋刀魚のロールソテー、梨の皮のクリーム煮とともに 

~普段何気なく捨てている梨の皮で一品作ってみました

<材料(2人分)>

(梨の皮のクリーム煮)

バター20g  ベーコンスライス1枚  玉ねぎ1/4個  梨の皮1個分

白ワイン50cc  タイム1本  固形コンソメ1/4個分 生クリーム80cc

塩・胡椒 少々  レモン汁 少量

 

秋刀魚2尾  梅肉(梅干し)3個分  味醂少々 大葉4枚  

小麦粉 適量  塩・胡椒 少々  オリーブ油 少々

 

<作り方>

① 梨のクリーム煮を作る。ベーコンは細い千切り、玉ねぎはみじん切り、梨の皮は幅5mm位の細切りにする。

② 鍋にお湯を沸かし、沸騰したら梨の皮を入れ3~4分ゆがき、ザルにあけておく。

③ 小鍋にバターを入れて火にかけベーコンと玉ねぎを加えて、弱火で玉ねぎがしんなりするまで炒め、②梨の皮を加えて炒め、

   白ワインを入れて煮詰める。

④ ワインが煮詰まったら、タイムと固形コンソメを加え水をひたひたになるくらいまで加え、梨の皮が軟らかくなるまで

   20~30分位弱火で煮る。

⑤ 梨の皮が柔らかくなったら生クリームを加え、とろみがつくまで軽く煮詰め、塩・胡椒で味を調えて仕上げに

   レモン汁を少量加える。

⑥ 秋刀魚は3枚に卸し骨を抜いておく。梅干しから梅肉を外し、まな板でピューレ状に叩き、器に入れて

   少量の味醂を加えて硬さを調節する。

⑦ 秋刀魚に塩・胡椒をして皮目を下にしておき、身のほうに大葉を縦半分に切ったものをのせ、その上に⑥の梅肉を塗り、

   しっぽの方から頭の方に向かって巻いていく。そして、皮面に小麦粉をつける。

⑧ フライパンにオリーブ油を敷き、⑦の秋刀魚を巻き目を下にして焼きはじめ、皮に焼き色が付いたら、全体がきつね色に

   なるようじっくりと焼いていく。

⑨ お皿に梨の皮のクリーム煮をのせ、その上に秋刀魚のロールソテーをのせてハーブを飾って出来上がり。

   今回は、梨の赤ワイン煮を添えました。

 

<コツ・ポイント>

梨の皮は生のままかじると硬く、アクっぽいのでアクを一度取ってから、柔らかくなるまで長めに煮ると良いでしょう。

<レシピの生い立ち>

私の職場で、梨の皮を捨てるのはもったいないよね、という話になり皮で何か作れないかということで、

試しに作ったのがきっかけでした。

お菓子や料理で試しましたが梨はエグミもあるので、今回のような調理法で作ってみました。

梨の品種は「あきづき」という品種を使いました。

クックパッドにもこのレシピを掲載しております。

クックパッド版はこちらから

 

(レシピ作成:齊藤 知洋)

 

秋刀魚と秋野菜の中華風

~揚げたさんまとなすの甘辛さが食欲をそそります

<材料>3人分

さんま 3本、  なす 2本、  ピーマン 2個、   甘栗  50g、  にんにく・しょうが 1片、    

サラダ油 大さじ3、 揚げ油 適宜、  片栗粉 適宜、      

下味調味料(酒 大さじ1/2,しょう油 大さじ1、 しょうが汁 大さじ2)

合わせ調味料(砂糖 大さじ1、 酒 大さじ2、しょう油 大さじ3)

 

<作り方>

①  さんまは頭を落としてはらわたをとり、水洗いして、3cmほどの筒切りにする。

  下味調味料をまぶして10分おき、汁気をきり、片栗粉を薄くつける。

②  なすは乱切りにして水に2分ほどつけて水気をきる。ピーマンは種をとって乱切り、

  にんにく、しょうがは薄切りにする。

③  油を180℃に熱し、なす、ピーマン、さんまの順にカリッと揚げ取り出す。

④  中華鍋にサラダ油を熱してにんにく、しょうがを入れ香りが出てきたら、合わせ調味料を入れて煮立て、

  なす、ピーマン、さんま、甘栗を加えて調味料を絡めるようにさっと炒め、出来上がり。

 

<コツ・ポイント>

 なすとピーマンは高温の油でさっと揚げます。さんまは高温で揚げ、中温にして中まで火を通します。

 

<レシピの生い立ち>

さんまの塩焼きに飽きたら、蒲焼きもいいですが、旬の秋茄子と揚げ、中華風にしてみました。

最後に甘栗も加え秋らしいおかずになります。

 

クックパッドにもこのレシピを掲載しております。

クックパッド版はこちらから

 

(レシピ作成:JUNKO.SATO)

 

今月のお料理も美味しそうですね。皆さんも是非作ってみて下さい。

来月は「りんご」がテーマ食材です。

来月もお楽しみに!! 

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