こんにちは、料理研究部会です。毎月恒例となりました「宮城の旬野菜おすすめレシピ」の
今月のテーマは、今が旬のサンマと旬の野菜です。
レシピをご紹介する前に、宮城県のサンマについて少しお話しましょう。
今年も,秋の味覚サンマが先月11日、気仙沼漁港に今季初めて水揚げされました。
今年は,海水温が高く、群れがなかなか南下せず、初水揚げは昨年より8日遅れた
秋刀魚のロールソテー、梨の皮のクリーム煮とともに
~普段何気なく捨てている梨の皮で一品作ってみました~
<材料(2人分)>
(梨の皮のクリーム煮)
バター20g ベーコンスライス1枚 玉ねぎ1/4個 梨の皮1個分
白ワイン50cc タイム1本 固形コンソメ1/4個分 生クリーム80cc
塩・胡椒 少々 レモン汁 少量
秋刀魚2尾 梅肉(梅干し)3個分 味醂少々 大葉4枚
小麦粉 適量 塩・胡椒 少々 オリーブ油 少々
<作り方>
① 梨のクリーム煮を作る。ベーコンは細い千切り、玉ねぎはみじん切り、梨の皮は幅5mm位の細切りにする。
② 鍋にお湯を沸かし、沸騰したら梨の皮を入れ3~4分ゆがき、ザルにあけておく。
③ 小鍋にバターを入れて火にかけベーコンと玉ねぎを加えて、弱火で玉ねぎがしんなりするまで炒め、②梨の皮を加えて炒め、
白ワインを入れて煮詰める。
④ ワインが煮詰まったら、タイムと固形コンソメを加え水をひたひたになるくらいまで加え、梨の皮が軟らかくなるまで
20~30分位弱火で煮る。
⑤ 梨の皮が柔らかくなったら生クリームを加え、とろみがつくまで軽く煮詰め、塩・胡椒で味を調えて仕上げに
レモン汁を少量加える。
⑥ 秋刀魚は3枚に卸し骨を抜いておく。梅干しから梅肉を外し、まな板でピューレ状に叩き、器に入れて
少量の味醂を加えて硬さを調節する。
⑦ 秋刀魚に塩・胡椒をして皮目を下にしておき、身のほうに大葉を縦半分に切ったものをのせ、その上に⑥の梅肉を塗り、
しっぽの方から頭の方に向かって巻いていく。そして、皮面に小麦粉をつける。
⑧ フライパンにオリーブ油を敷き、⑦の秋刀魚を巻き目を下にして焼きはじめ、皮に焼き色が付いたら、全体がきつね色に
なるようにじっくりと焼いていく。
⑨ お皿に梨の皮のクリーム煮をのせ、その上に秋刀魚のロールソテーをのせてハーブを飾って出来上がり。
今回は、梨の赤ワイン煮を添えました。
<コツ・ポイント>
梨の皮は生のままかじると硬く、アクっぽいのでアクを一度取ってから、柔らかくなるまで長めに煮ると良いでしょう。
<レシピの生い立ち>
私の職場で、梨の皮を捨てるのはもったいないよね、という話になり皮で何か作れないかということで、
試しに作ったのがきっかけでした。
お菓子や料理で試しましたが梨はエグミもあるので、今回のような調理法で作ってみました。
梨の品種は「あきづき」という品種を使いました。
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
秋刀魚と秋野菜の中華風
~揚げたさんまとなすの甘辛さが食欲をそそります~
<材料>3人分
さんま 3本、 なす 2本、 ピーマン 2個、 甘栗 50g、 にんにく・しょうが 1片、
サラダ油 大さじ3、 揚げ油 適宜、 片栗粉 適宜、
下味調味料(酒 大さじ1/2,しょう油 大さじ1、 しょうが汁 大さじ2)
合わせ調味料(砂糖 大さじ1、 酒 大さじ2、しょう油 大さじ3)
<作り方>
① さんまは頭を落としてはらわたをとり、水洗いして、3cmほどの筒切りにする。
下味調味料をまぶして10分おき、汁気をきり、片栗粉を薄くつける。
② なすは乱切りにして水に2分ほどつけて水気をきる。ピーマンは種をとって乱切り、
にんにく、しょうがは薄切りにする。
③ 油を180℃に熱し、なす、ピーマン、さんまの順にカリッと揚げ取り出す。
④ 中華鍋にサラダ油を熱してにんにく、しょうがを入れ香りが出てきたら、合わせ調味料を入れて煮立て、
なす、ピーマン、さんま、甘栗を加えて調味料を絡めるようにさっと炒め、出来上がり。
<コツ・ポイント>
なすとピーマンは高温の油でさっと揚げます。さんまは高温で揚げ、中温にして中まで火を通します。
<レシピの生い立ち>
さんまの塩焼きに飽きたら、蒲焼きもいいですが、旬の秋茄子と揚げ、中華風にしてみました。
最後に甘栗も加え秋らしいおかずになります。
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。
クックパッド版はこちらから
(レシピ作成:JUNKO.SATO)
今月のお料理も美味しそうですね。皆さんも是非作ってみて下さい。
来月は「りんご」がテーマ食材です。
来月もお楽しみに!!