みやぎ野菜ソムリエの会

会員同士の相互交流と情報発信を目指し、各種勉強会、産地の視察研修等を自主的に行っていく野菜ソムリエ会員のコミュニティです

「旬の野菜&果物おすすめレシピ」1月度

2016-01-06 08:39:03 | 料理研究部会のブログ

あけまして、おめでとうございます。

料理研究部会です。本年も「旬の野菜&果物おすすめレシピ」を宜しくお願い致します。

新年最初のテーマ食材は、お正月の雑煮や七草粥には欠かせない「せり」

冬の寒~い時期に鍋の具材や薬味として大活躍の「ねぎ」のレシピです。

セリはセリ科の多年草で、日本全国の山野に自生しています。古く奈良時代にはすでに食用とされていた記録が古事記、万葉集に残されています。水分の多い土壌を好み、沢や河川の水際などに繁殖しています。

セリにはビタミンCやミネラル、βカロテンが豊富に含まれています。βカロテンは体内でビタミンAに変換され、活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守り、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きや免疫力を高める働きもあります。

セリの名前の由来は、1箇所から競(せ)り合って生えている生態から「セリ」と名が付いたとされています。英語では「ジャパニーズ・パセリー」といいジャパニーズハーブのひとつです。

全国のセリの生産量ランキングは第1位が宮城県、第2位が茨城県、第3位が大分県となっており、セリの栽培が盛んなのは宮城県と茨城県で、この両県で全国の約6割を作っており、どちらも露地栽培が中心となっています。

それではレシピの紹介です。

 セリナポリタン

 

      ~セリたっぷり爽やかなナポリタンです~

 

<材料>(2人分)

セリ       1束  玉ねぎ   1ヶ ニンニク    1片  ソーセージ     4ヶ  

卵    2ヶ  パスタ    約200g    ケチャップ    大さじ5~6

ウスターソース    大さじ1  塩    適量   コショウ 適量 

オリーブ油     適量   バター       大さじ1

 

<作り方>

1)セリは3cmのざく切り、玉ねぎ・ニンニクは薄切りにする。ソーセージは、適当な大きさの斜め切りにする。
2)パスタを茹でておく。
3)フライパンにオリーブ油を入れ、ニンニク・玉ねぎをよく炒め、ケチャップ・ウスターソース・コショウで味を整え、ソーセージも加えて更に炒める。
4)セリを飾り用に少し残して、3)に加えてさっと炒めたら、パスタ・バターを加えて炒め和えて皿に盛り付ける。
5)目玉焼きを作り、4)に乗せ、残しておいたセリを飾って出来上がり。

 


<コツ・ポイント>

ケチャップの量はお好みで。

 

<レシピの生い立ち>

セリは和製ハーブなので、パセリの代わりに入れてみようと思い、作ってみました。

クックパッドにもこのレシピを掲載しております。

クックパッド版はこちらから!!

(レシピ作成:大坪律子)


 次は葱についてです。ねぎは中国では紀元前から栽培され、日本には奈良時代に渡来したと考えられています。古くから薬用野菜として利用され、 白ねぎは淡黄色野菜、青ネギは緑黄色野菜にあたり、それぞれ栄養成分がかなり違います。葉ねぎにはカロテン、カルシウム、ビタミンk等が含まれています。
 
 なかでも香りの成分のアリシンはビタミンB1の吸収を助け、血行促進、疲労回復、殺菌など様々な効果と働きがあります。
 
切ると出るぬめりは、甘味と柔らかさのもとです。煮ると甘くとろりとした食感に。食物繊維もたっぷり含まれているので、便秘の改善にも効果があります。
 
それでは、レシピの紹介です。
 
   
 
とろーり焼きねぎのグラタン
 
 ~焼くと甘味が出る葱をグラタンにしてみました~
 
 
<材料>約2人分(グラタン皿1枚分)
 
長ネギ  1本  ベーコン1枚  生椎茸2枚 ホワイトソース 220g
 
塩・胡椒 少々  ナツメグ 少々(あれば)
 
ピザ用チーズ 25g  粉チーズ 大さじ1 パセリ  適宜
 
オリーブ油 適量
 
 
<作り方>
 
1)長ねぎは4~5㎝の長さに切り、オリーブオイルを敷いたフライパンで全面に綺麗な焼き色が付くまでゆっくり焼いていく。
2)ベーコンは1cm幅、椎茸は薄くスライスして一緒にオリーブオイルで炒めておく。
3)ホワイトソースは鍋に入れて温めておき、味を見て塩味が薄ければ塩こしょうで味をつけ、あればナツメグを少し混ぜておく。
4)グラタン皿に1)のねぎを並べ、2)を全体的に散らす。
5)そしてホワイトソースを上からかけ、ピザ用チーズと粉チーズを全体にかけ180度のオーブンで綺麗な焼き色が付くまで10分くらい焼く。
6)焼きあがったらパセリのみじん切りを散らす。
 
<コツ・ポイント>

・長ねぎは弱火でゆっくり中が柔らかくなるまで焼くと、とろっとした仕上がりになります。

・ホワイトソースは缶詰め等を使うと簡単に出来ます。

 <レシピの生い立ち>

葱があって、グラタンが食べたくなったので作ってみました。寒い冬にぴったりです。

 

クックパッドにもこのレシピを掲載しております。

クックパッド版はこちらから!!

(レシピ作成:斎藤知洋)

 
お正月にどこの家庭にでもある野菜でこのようなお料理もあるのですね。
 
お正月のお料理を食べ飽きたころに作ってみて下さい。
 
来月のテーマ食材は「蓮根」と「プンタレッラ」です。
 
どうぞお楽しみに!!
 
 
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